Round1 CRP セントラルレーシングパーク 和歌山県紀ノ川市


2013年度PGTC第1ラウンドが3月3日、セントラルレーシングパークで開幕した。
   

今年で5年目を迎えたPGTCではゴムタイヤとO.S.製TGエンジンを使用する「TGゴムタイヤクラス」を新たに新設。
   

そして昨年までと同様にスポンジタイヤを使用するスポーツクラスとオープンクラスは「オープンクラス」に統合し、さら別枠に「エキスパートクラス」をも新設。エキスパートクラスには、昨年度のPGTCシリーズランキングから選出された8名の認定ドライバーが走行することが義務付けられており、これら認定ドライバーはオープンクラスにエントリーすることは出来ない。

また、このエキスパートクラスはオープンクラスとエキスパートクラスの予選総合上位12名によって争われる最速バトルクラスであり、認定ドライバーは予選にて規定の成績を記録しなければ予選落ちとなる厳しいルールも課せられている。これにより予選から従来より激しいレースとなることが期待される。
 

そんな新たなルール下に総勢64エントリーが集まり、2013年PGTC開幕戦に相応しい盛大なレースがスタートした。

予選第1ラウンド(4分間)
エキスパートクラス
スタート直後トラブルを抱えた佐橋祐也選手(S747/Xceed)がスタート早々にリタイヤ。寺内翼皓選手(MTX5/Novarossi)、佐橋忠彦選手(S747/Picco)と続く。寺内選手はミスすることなくきっちりと12周4分03秒318というエキスパートクラスのトップタイムを記録。続く佐橋忠彦選手も12周4分04秒411を記録。3番手は山田勇斗選手(MTX5/Novarossi)4分06秒017と続いた。

オープンクラス
1組目
森山孝明選手(NT1/Novarossi)、野元健一選手(NT1/Novarossi)間佐圭介選手(RRR/O.S.)の順でレースが進行。その後、野元選手がトップとなるが2番手の森山選手とトップ争い。ゴール直前には森山選手が再びトップとなりそのまま11周4分13秒719でトップゴール。2番手に野元選手が11周4分14秒058、3番手にはレース後半にタイムを上げてきた船曳宏誌選手(S747/Novarossi)が10周4分0秒425を記録。

2組目
好調な出足でスタートした富田和成選手(RRR/O.S.)であったが、森村眞次選手(NT1/Novarossi)がトップタイムでレースをリード。そこへ大垣哲也選手(R4/O.S.)を交え3台がトップ争い。レース後半になると富田選手がトップとなり、2番手に森村選手、3番手に大垣選手となる。そのまま4分を向かえて富田選手が12周4分14秒722という好タイムでゴール。2番手は森村選手で12周を記録し4分21秒710でゴール。

3組目
竹原健選手(NT1/Picco)がレース前半をリード。その後、次第に大東肇選手(MTX5/Novarossi)が追い上げ遂にトップとなる。そしてその後ろから松田誠選手(NT1/Novarossi)が迫り、僅差でトップ争い。最後は大東選手がトップのまま12周4分19秒709でゴール。竹原選手、松田選手ともに惜しくも12周を記録できず。

4組目
今回唯一シェファードシャシーで、東京から参戦の横山正樹選手(V10/Sonic)が序盤からレースをリード。そして佐用栄策選手(MTX5/Novarossi)、中野晃則選手(R4/Novarossi)と続く。レース中盤になると後方から追い上げてきた植田博之選手(NT1/O.S.)が2番手まで浮上。その後、トップの横山選手と植田選手とがトップタイム争い。しかし、4分を迎えて横山選手がそのままこの組のトップタイムとなる11周4分1秒955でゴール。続いて植田選手が11周4分03秒381でゴール。3番手には中野選手が入り、11周4分06秒015を記録。



TGゴムタイヤクラス
1組目
昨年、スポーツクラスでも活躍した澤田勇樹選手(MTX5)がこのクラスでも好調な様子で序盤からトップタイムで走行。そして梅本辰彦選手(MTX5)、北山博之選手(G4RS)が続く、澤田選手は終始安定した走りで周回を重ね11周4分08秒353というタイムでトップゴール。後続もそのまま梅本選手が11周4分13秒581で2番手ゴール。3番手に北山選手が11周4分21秒331でゴール。

2組目
柴田宗義選手(NT1)が序盤から好タイムで周回を重ねてトップを走行。そして津曲亮一選手(MTX5)、西村良太選手(NT1)が続く。レース中盤にタイムをロスした津曲選手のペースが落ち、順位を落としていってしまう。西村選手が2番手タイムで走行し、そのままゴール11周4分13秒472でゴール。トップは柴田選手がまもり、11周4分09秒152でゴール。3番手には寺部選手が入り、11周4分14秒910と西村選手に僅かに及ばず。

3組目
棚橋研選手(VoneSR)がレースをリード。ベストラップもこの組では唯一の22秒台を記録。終始安定したラップタイムで走行を重ね、11周4分18秒135でトップゴール。2番手には中野晃則選手(MTX4)が10周4分02秒115でゴール。3番手には皆川誠選手が10周4分04秒339でゴール。

予選第1ラウンド総合結果トップ5
エキスパートクラス
1位 寺内 翼皓選手(MTX5/Novarossi)12周4分03秒318
2位 佐橋 忠彦選手(S747/Picco)12周4分04秒411
3位 山田 勇斗選手(MTX5/Novarossi)12周4分06秒017
4位 高畑 翔喗選手(R4/O.S.)12周4分06秒355
5位 嶋崎 真弥選手(MTX5/Novarossi)12周4分17秒033

オープンクラス
1位 富田 和成選手(RRR/O.S.)12周4分14秒722
2位 大東 肇選手(MTX5/Novarossi)12周4分19秒709
3位 森村 眞次選手(NT1/Novarossi)12周4分21秒710
4位 竹原 健選手(NT1/Picco)11周4分01秒262
5位 横山 正樹選手(V10/Sonic)11周4分01秒955

TGゴムタイヤクラス
1位 澤田 勇樹選手(MTX5)11周4分08秒353
2位 柴田 宗義選手(NT1)11周4分09秒152
3位 西村 良太選手(NT1)11周4分13秒472
4位 梅本 辰彦選手(MTX5)11周4分13秒581
5位 寺部 泰三選手(NT1)11周4分14秒919


予選第2ラウンド
エキスパートクラス

序盤、横山慎之佑選手(R4/O.S.)が寺内選手とトップ争い。しかし、横山選手はペースが上がらず次第に順位を落としていく。そして、佐橋忠彦選手が寺内選手とトップタイムを争い、最後は佐橋選手が寺内選手のタイムを上回り12周4分03秒フラットでトップタイムゴール。寺内選手は4分03秒226でゴール。3番手には予選1ラウンド目で記録を残すことが出来なかった佐橋祐也選手がこのラウンドでは12周4分5秒681でゴールし、なんとか予選敗退のプレッシャーから解放された。

オープンクラス
1組目
序盤から遠藤凛選手(R4/O.S.)、藤井貞選手(MTX5/Novarossi)、船曳選手の順でレースが進行。しかし、各車の差が徐々に広がっていき、結局この順序のまま遠藤選手から順にゴール。トップゴールの遠藤選手は11周4分01秒768、2番手ゴールの藤井選手は11周4分10秒699、3番手ゴールの船曳選手は11周4分17秒027.

2組目
富田選手と森村選手がこの組では抜きん出てトップタイム争い。しかし、森村選手は第1ラウンドよりペースが上がらず。一方、トップタイムで走行する富田選手はベストラップも前ラウンドより向上し、好調に周回を重ねる。そして12周4分10秒737と自身の記録を大きく更新してこの組のトップタイムでゴール。2番手の森村選手はこのラウンドでは12周を記録できず、11周4分0秒695でゴール。3番手には大垣選手が11周4分12秒220でゴールするが、こちらも自身の記録更新にはならず。

3組目
大東選手、松田選手、竹原選手の3台が序盤から僅差でトップ争い。ベストラップでは松田選手が20秒967と、大東、竹原の両選手に比べてアドバンテージがあるものの、終始安定してラップで周回を重ねてきた大東選手がレース後半にはアベレージタイムで松田選手に勝りトップとなる。そして大東選手が12周4分18秒661でトップゴール。続いて松田選手、竹原選手も12周をカウントし、それぞれ4分20秒517、4分21秒373でゴール。

4組目
レース序盤、神本好樹選手(S747/Novarossi)がトップであったが、神本選手はトラブルでリタイヤ。その後、横山選手がトップとなりレースをリード。2番手を中野選手と開地範之選手(S747/Novarossi)が争う。僅差で競われた2番手争いは中野選手が制して11周4分04秒706でゴール。トップでゴールした横山選手は11周4分02秒532。3番手ゴールの開地選手は11周4分05秒574。

TGゴムタイヤクラス
1組目
梅本選手と澤田選手の一騎打ちとなったこの組では、澤田選手がレース後半にリタイヤしあっけなく決着が付く。その結果、第2ラウンドは梅本選手が11周4分11秒685でトップゴール。しかし第1ラウンドの澤田選手の記録を打ち破ることはできず。そして、レース後半にリタイヤした澤田選手であったが、それでもこの組の2番手タイムとなる11周3分46秒449を記録。3番手には北山選手が10周4分01秒988でゴールするものの、自身の記録更新はならず。

2組目
第1ラウンドで健闘した西村選手が、このラウンドでは奮わず記録更新ならず。序盤からトップを走行していた柴田選手もタイムが伸びずに11周4分11秒357とトップゴールするものの記録更新にはならず。続いて2番手でゴールした寺部選手はなんとか11周4分14秒910と僅かながら自身の記録を更新。3番手には松田彰選手(NT1)が10周4分01秒417と11周まであと少しのところまで記録を更新。

3組目
棚橋選手と中野選手がトップを争い、このラウンドでは中野選手が10周4分0秒168でトップゴール。棚橋選手は中野選手から遅れること0.8秒、10周4分01秒025で2番手ゴール。3番手には具志堅武治選手(MTX5)が10周4分01秒083と棚橋選手と0.058秒差で3番手ゴール。そして4番手には大塚進之介が10周4分02秒109と3番手と1秒差と、この組のトップ4台は激しいタイム争いを繰り広げた。

予選第2ラウンド総合結果トップ5
エキスパートクラス
1位 佐橋 忠彦選手(S747/Picco)12周4分03秒000
2位 寺内 翼皓選手(MTX5/Novarossi)12周4分03秒318
3位 佐橋 祐也選手(S747/Xceed)12周4分05秒681
4位 横山 慎之佑選手(R4/O.S.)12周4分06秒016
5位 山田 勇斗選手(MTX5/Novarossi)12周4分06秒017

オープンクラス
1位 富田 和成選手(RRR/O.S.)12周4分10秒737
2位 大東 肇選手(MTX5/Novarossi)12周4分18秒661
3位 松田 誠選手(NT1/Novarossi)12周4分20秒517
4位 竹原 健選手(NT1/Picco)12周4分21秒373
5位 森村 眞次選手(NT1/Novarossi)12周4分21秒710

TGゴムタイヤクラス
1位 澤田 勇樹選手(MTX5)11周4分08秒353
2位 柴田 宗義選手(NT1)11周4分09秒152
3位 梅本 辰彦選手(MTX5)11周4分11秒685
4位 西村 良太選手(NT1)11周4分13秒472
5位 寺部 泰三選手(NT1)11周4分14秒269


予選最終ラウンド
エキスパートクラス
第2ラウンドで記録を残せた佐橋祐也選手が予選落ちのプレッシャーから開放されたのか、攻撃的にコースを周回し12周4分02秒591を記録してTQを獲得。そして今回からマシンをNT1にスイッチした松田拓海選手(NT1/Picco)も12周4分03秒677と総合4番手のタイムを記録。3番手には佐橋忠彦選手が12周4分04秒793、4番手に高畑翔暉選手(R4/O.S.)が12周4分05秒896でゴール。

オープンクラス
1組目
このラウンドでも遠藤選手がトップで走行し、そのままゴールを決める。しかし、記録は11周4分07秒108と、自己のベストタイムから大きく遅れる。遠藤選手とトップ争いをし、遠藤選手と0.3秒差の2番手でゴールした森山選手は11周4分07秒401と自己記録を更新。3番手ゴールの藤井選手も11周4分08秒645でゴールし、自己記録を更新。

2組目
富田選手、森村選手がレースをリード。その後、富田選手が次第に森村選手との差を広げ、12周4分10秒622と自己ベストを記録。2番手ゴールの森村選手も自身の記録を更新する12周4分19秒948を記録。3番手は北山選手と片岡大作選手(NT1/Sonic)が争い、北山選手が11周4分04秒087の3番手タイムでゴール。4番手ゴールの片岡選手は北山選手から1.6秒遅れてゴール。

3組目
ここまで満足な記録を残してこられなかった澤田選手が起死回生の走りを見せ、12周4分19秒694を記録。前のラウンドでは12周を記録した大東選手は2番手でゴールするものの11周4分0秒747と記録更新ならず。3番手には井森佐平治選手(MTX5/O.S.)が11周4分02秒599でゴール。

4組目
序盤、横山選手と中野選手が激しくトップ争いを繰り広げながら周回を重ねる。3番手を神本選手、佐用選手、上村二郎選手(S747/O.S.)が争う。トップ争いは横山選手が中野選手を抑え12周4分20秒643と遂に12周を記録。中野選手は12周に惜しくも届かず、11周4分0秒075の2番手タイム、かつ自己記録を更新してゴール。3番手争いは開地選手が制するものの、僅かに自己ベストに届かない11周4分05秒635でゴール。

TGゴムタイヤクラス
1組目
澤田選手、梅本選手、岸本浩一選手(NT1)、伏見孝一選手(R4)の順でレースが進行。各車そのまま4分間を完走しトップの澤田選手からゴール。澤田選手は11周4分10秒316と自己記録更新には届かず。2番手ゴールの梅本選手も11周4分14秒179と、自己ベスト更新には至らず。3番手の岸本選手は自己記録の更新となる11周4分22秒285を記録。

2組目
柴田選手が終始トップで走行し、これを寺部選手と津曲亮太選手(MTX5)が追う。柴田選手はそのまま11周4分09秒417でトップゴールするが、これまでの自身の記録更新には至らなかった。続いてゴールした寺部選手と津曲選手であったが、トップの柴田選手同様、記録更新することはできず。

3組目
大塚選手と棚橋選手がトップ争い。大塚選手は好調に周回を重ねて11周4分24秒483と、自己ベストを更新してトップゴール。棚橋選手は2番手でゴールするが、記録更新に至らない10周4分04秒575でゴール。3番手は中野選手が10周4分07秒523でゴール。

予選総合結果トップ5
エキスパートクラス
TQ 佐橋 祐也選手(S747/Xceed)12周4分02秒591
2位 佐橋 忠彦選手(S747/Picco)12周4分03秒000
3位 寺内 翼皓選手(MTX5/Novarossi)12周4分03秒226
4位 松田 拓海選手(NT1/Picco)12周4分03秒677
5位 高畑 翔喗選手(R4/O.S.)12周4分05秒896

オープンクラス
TQ 松田 誠選手(NT1/Novarossi)12周4分20秒517
2位 横山 正樹選手(V10/Sonic)12周4分20秒643
3位 竹原 健選手(NT1/Picco)12周4分21秒373
4位 竹原 健選手(NT1/Picco)12周4分21秒373
5位 井森佐平治選手(MTX5/Novarossi)11周4分00秒061
※ 富田選手、大東選手、澤田選手、森村選手はエキスパートクラスへ進出。

TGゴムタイヤクラス
1位 澤田 勇樹選手(MTX5)11周4分08秒353
2位 柴田 宗義選手(NT1)11周4分09秒152
3位 梅本 辰彦選手(MTX5)11周4分11秒685
4位 西村 良太選手(NT1)11周4分13秒472
5位 寺部 泰三選手(NT1)11周4分14秒269


勝ち上がり決勝
オープンクラス
1/16ファイナル(7分)
川畑大輔選手(R4/Novarossi)が好スタートを決めて一気にトップを走行。その後、2番手を走行する間佐選手との差をレース中盤には7秒近くにまで広げる。しかし、川畑選手は途中でのタイムロスで順位を大きく落としてしまい、トップから間佐選手、上田選手、林克年選手(S733/RB)、川畑選手の順となる。その後、上田選手が間佐選手をパスしてトップゴール。続いて間佐選手、林選手、川畑選手の順にゴールし、この4台が勝ち上がることとなった。

1/8ファイナル(7分)
河野哲也選手(RRR/O.S.)、皆川誠選手(NT1/O.S.)が抜け出てトップ争い。1/16ファイナルから勝ち上がり、12番グリッドスタートの川畑選手が好スタートで一気に3番手に浮上。その後、川畑選手は前の皆川選手に迫り、皆川選手をパスして2番手に浮上。その後、さらにトップの河野選手に迫る。そしてレース後半には遂にトップの河野選手をパスして川畑選手がトップに立つ。川畑選手はそのままこのヒートをトップゴールして勝ち上がりを決めた。2番手には河野選手、そして中盤グループを走行していた原田選手がレース後半に追い上げ3番手でゴール。序盤にトップ争いをしていた皆川選手は4番手でゴール。

1/4ファイナル(7分)
6番グリッドの篠川光則選手(MTX4/Novarossi)と8番グリッドの上村選手がスタート時にトラブルで走行できず、そのままリタイヤとなる。トップを藤井選手が走行し、作用選手が続く。佐用選手は序盤に藤井選手を抜き去りトップとなる。11番グリッドスタートの原田選手も混戦をうまく利用して序盤から上位に食い込む。レース中盤にはトップから藤井選手、原田選手、佐用選手、藤田陽介選手(MTX5/Novarossi)の順となる。その後、原田選手がトップとなり、2番手に佐用選手、3番手には勝ち上がってきた川畑選手が浮上してくる。川畑選手はさらに佐用選手をパスして2番手に浮上。そして7分を迎え、原田選手を先頭に川畑選手。佐用選手、藤井選手の順にゴール。

1/2ファイナル(10分)
グランドファイナル進出を賭けたセミファイナルは今回10分間で行なわれた。1番グリッドから中野選手が飛び出し、レースをリード。続いて遠藤選手、片岡選手、植田選手と続く。その後、すぐに植田選手が片岡選手の前に出てポジションを上げる。さらに、植田選手は遠藤選手、中野選手をパスしてトップに立ち一回目の給油タイミングを迎える。その後もトップは植田選手がキープし、2番手から遠藤選手、中野選手、森山選手、片岡選手が続く。そして1/16ファイナルから順調に勝ち上がってきた川畑選手が走行し、グランドファイナル進出圏内である6番手を走行。トップを走行する植田選手は後続との差を次第に広げ、独走状態となる。そして上位の順位は入れ替わることなく10分を迎え、トップの植田選手から順にゴール。そして、1/16からここまで全てのヒートを勝ち上がってきた川畑選手はゴール直前に順位を落とすものの、最後は見事7位でゴールしグランドファイナルへ進出した。

グランドファイナル進出ドライバー
1.松田 誠 選手(NT1/Novarossi)
2.横山 正樹選手(V10/Sonic)
3.竹原 健 選手(NT1/Picco)
4.井森佐平治選手(MTX5/O.S.)
5.植田 博之選手(NT1/O.S.)
6.遠藤 凛 選手(R4/O.S.)
7.中野 晃則選手(R4/Novarossi)
8.森山 孝明選手(NT1/Novarossi)
9.片岡 大作選手(NT1/Sonic)
10.北山 博之選手(MTX5/Novarossi)
11.川畑 大輔選手(R4/Novarossi)
12.原田 博志選手(S747/Novarossi)


グランドファイナル(15分)
レース前半は竹原選手と井森選手がトップ争いする形でレースが進行。両者はコンマ数秒差のテールトゥノーズ状態の目が離せないバトルを展開。その後方では好スタートを決めた11番グリッドスタートの川畑選手が早くも4番手までポジションを上げてきており、3番手の森山選手に迫る。一回目の給油前に森山選手のマシンがストップしたことで川畑選手は3番手に浮上。トップから竹原、井森、川畑選手の順となり各車給油を迎える。このとき、井森選手が順位を4番手に落とし、2番手に川畑選手、3番手に植田選手となる。しかし、この上位4台の差は広いところでも1.4秒と、まだまだ逆転の可能性が十分ある。そんな中、4番手の井森選手が2回目の給油タイミングをうまく利用してトップになる。これにより竹原選手は3番手に順位を落としてしまうが、2番手は川畑選手が依然としてキープ。ここまでポジションを順調に上げてきた川畑選手は波に乗り、遂にトップの井森選手をパスしてトップとなる。その後、2番手の井森選手と3番手の竹原選手はそのまま川畑選手に追いつくことが出来ず、最下位メインからここまで勝ち上がってきた川畑選手が奇跡のオープンクラスのグランドファイナル優勝を飾った。


TGゴムタイヤクラス勝ち上がり決勝
1/4ファイナル(7分)
6番グリッドスタートの安藤誠選手(NT1)がスタート直前にエンジンストール。しかし、大きな遅れなくピットスタートでレースへ復帰。具志堅選手と松川文彦選手(R4)がトップを争い、続いて皆川誠選手(NT1)と橋本浩選手(RRR)が続く。そして2番手の松川選手がすぐにトップの具志堅選手をパスしてトップとなる。その後、後方から追い上げてきた松田選手が皆川選手に迫り3番手争い。しかし、最後は皆川選手が3番手ポジションをキープしてゴール。トップゴールはポジションを最後まで守り抜いた松川選手。そして2番手に橋本選手がゴール。勝ち上がり最後の枠となる4番手には松田選手がゴール。

1/2セミファイナル(10分)
スタート直後、トップから寺部選手、津曲選手、岸本浩一選手(NT1)がレースをリード。その後ろを、4番手松川選手、5番手皆川選手、6番手橋本選手、7番手松田選手と続く。その後、松田選手が次第に順位を上げ5分の時点で4番手にまで順位を上げ、松川選手と4番手争いを展開。しかし、松川選手はトラブルを抱えて4番手争いから脱落してしまう。そしてレース後半になると、序盤は後方を走行していた中野選手が追い上げ皆川選手と橋本選手を交えた三つ巴で5番手を争う。そして10分を迎え、中野選手はこの戦いを制して5番手でゴール。6番手には橋本選手、7番手に皆川選手がゴール。一方、上位を走行する4台はレース後半になるに従い各車の差が広がり、トップの寺部選手から順に難なくゴールし、グランドファイナルへと勝ち進んだ。

順位 ドライバー トータルタイム ベストラップ モデル/エンジン 都道府県
1 川畑 大輔 40 15:22.0 21.432 R4/NOVA/SANWA 兵庫県
2 井森 佐平治 39 15:01.9 21.238 MTX-5/OS/SANWA 大阪府
3 竹原 健 39 15:06.5 21.700 NT1/PICCO/FUTABA 和歌山県
4 原田 博志 37 15:06.3 21.346 S747/NOVA/SANWA 大阪府
5 森山 孝明 37 15:15.8 21.124 NT1/NOVA/SANWA 大阪府
6 松田 誠 36 15:18.4 21.155 NT1/NOVA/SANWA 大阪府
7 遠藤 凛 36 15:28.7 21.332 R4/O.S./FUTABA 岡山県
8 中野 晃則 35 15:09.2 21.286 R4/NOVA/SANWA 大阪府
9 植田 博之 34 15:10.0 20.715 NT1/O.S./SANWA 和歌山県
10 横山 正樹 13 05:24.6 21.158 V10/SONIC/SANWA 東京都
11 北山 博之 10 07:01.4 22.323 MTX-5/NOVA/SANWA 大阪府
12 片岡 大作 6 02:51.4 22.215 NT1/SONIC/FUTABA 岡山県


グランドファイナル進出ドライバー
1.澤田 勇樹選手(MTX5)
2.柴田 宗義選手(NT1)
3.梅本 辰彦選手(MTX5)
4.西村 良太選手(NT1)
5.寺部 泰三選手(NT1)
6.津曲 亮一選手(MTX5)
7.岸本 浩一選手(NT1)
8.松田 彰 選手(NT1)
9.中野 晃則選手(MTX4)
10.橋本 浩 選手(RRR)
11.皆川 誠 選手(NT1)
12.大塚進之介選手(R4)


グランドファイナル(15分)
梅本選手、柴田選手、澤田選手の3台が僅差でトップ争いを展開しながらレースがスタート。続いて寺部選手、津曲選手、岸本選手と続く。トップを走行する梅本選手がタイムをロスして3番手に順位を落とし、トップが柴田選手となる。それも束の間、澤田選手が柴田選手をパスしてトップになり、柴田選手、梅本選手の順となる。そのまま上位3台は等間隔のままレースは進行。後方では寺部選手、津曲選手に追い上げてきた西村選手が加わっての4番手争いが展開し、給油時に西村選手がこの争いの終止符を打つ。これにより4番手から西村選手、寺部選手、津曲選手とトップからここまでゼッケン順の順位となる。その後、レース後半になるにつれ、2番手を走行していた柴田選手がトップの澤田選手との差を詰め、ゴール2分前には1.4秒差にまで迫る。しかし、トップの澤田選手はこの追撃を振り切り、見事2013年度PGTC 第1ラウンドTGゴムタイヤクラス初代優勝の座を獲得。続いて2番手に柴田選手、3番手には梅本選手がゴール。そして最後の最後に5番手の寺部選手が西村選手をパスして4番手でゴール。

順位 ドライバー トータルタイム ベストラップ モデル/ラジオ 都道府県
1 澤田 勇樹 39 15:22.9 22.377 MTX-5/SANWA 大阪府
2 柴田 宗義 38 15:01.9 22.383 NT1/FUTABA 和歌山県
3 梅本 辰彦 38 15:15.7 22.521 MTX-5/SANWA 大阪府
4 寺部 泰三 37 14:56.6 22.702 NT1/SANWA 大阪府
5 西村 良太 37 15:12.7 22.835 NT1/SANWA 京都府
6 津曲 亮一 36 15:00.3 22.338 MTX-5/SANWA 奈良県
7 中野 晃則 36 15:13.6 23.116 MTX-4/SANWA 大阪府
8 皆川 誠 35 15:18.5 23.876 NT1/SANWA 兵庫県
9 橋本 浩 35 15:21.5 24.356 RRR/SANWA 兵庫県
10 岸本 浩一 34 15:05.6 23.216 NT1/SANWA 大阪府
11 大塚 進之介 33 15:09.9 23.067 R4/SANWA 大阪府
12 松田 彰 30 14:35.0 23.316 NT1/SANWA 大阪府



エキスパートクラス(15分)
スターティンググリッド
1.佐橋 祐也選手(S747/Xceed)
2.佐橋 忠彦選手(S747/Picco)
3.寺内 翼皓選手(MTX5/Novarossi)
4.松田 拓海選手(NT1/Picco)
5.高畑 翔暉選手(R4/O.S.)
6.横山 慎之佑選手(R4/O.S.)
7.山田 勇斗選手(MTX5/Novarossi)
8.嶋崎 真弥選手(MTX5/Novarossi)
9.富田 一成選手(RRR/O.S.)
10.大東 肇選手(MTX5/Novarossi)
11.澤田 勇樹選手(MTX5/Novarossi)
12.森村 眞次選手(NT1/Novarossi)


認定ドライバーの8名に、この日のオープンクラス予選上位の富田選手、大東選手、澤田選手、森村選手の4名を加えた合計12名によって争われるエキスパートクラス。スタートから佐橋祐也選手がトップを走行し、弟の佐橋忠彦選手、寺内選手、高畑選手と続く。3番手の寺内選手は佐橋忠彦選手をパスして2番手に浮上。そのままトップの佐橋祐也選手とトップ争い。1度目の給油で高畑選手が一気に2番手までポジションをアップ。トップから寺内選手、高畑選手、佐橋祐也選手、佐橋忠彦選手の順となる。しかし、佐橋忠彦選は突如トラブルが発生し一気にペースダウンして戦線離脱。前では高畑選手が寺内選手に迫りトップ争い。しかし、3番手の佐橋祐也選手が高畑選手に迫るというトップ3台のバトルが展開。そして遂に佐橋祐也選手が2番手に浮上し、今度は寺内選手を狙う。トップの手寺内選手はこれまでの激しいトップ争いのためにタイヤを消耗したのか、走行ラインが乱れる。ゴール2分前にはその隙を佐橋祐也選手がついて遂にトップとなる。しかし、寺内選手もポジションをすぐに奪い返すという激しい攻防が続く。再び佐橋祐也選手がトップとなった直後、ファイナルラップでガス欠によりストップ。これによりあっけなくトップ争いは終結し、寺内選手が見事PGTCエキスパートクラスの初戦を制した。2番手には高畑選手がゴール。そしてマシンが止まった佐橋祐也選手は3番手ゴールとなった。4番手には地道な走りでポジションをキープしてきた横山選手がゴール。

順位 ドライバー トータルタイム ベストラップ モデル/エンジン 都道府県
1 寺内 翼皓 43 15:16.6 20.034 MTX-5/NOVA/SANWA 大阪府
2 高畑 翔暉 43 15:19.0 19.956 R4SP/O.S./FUTABA 岡山県
3 佐橋 祐也 43 15:51.0 20.103 S747/XCEED/SANWA 大阪府
4 横山 慎之佑 42 15:06.8 20.292 R4SP/O.S./FUTABA 大阪府
5 山田 勇斗 42 15:09.1 20.168 MTX-5/NOVA/SANWA 奈良県
6 富田 和成 40 15:17.1 20.584 RRR/OS/SANWA 和歌山
7 大東 肇 40 15:22.2 21.072 MTX-5/NOVA/SANWA 京都府
8 澤田 勇樹 39 15:10.5 21.231 MTX-5/NOVA/SANWA 大阪府
9 嶋崎 真弥 39 15:12.0 20.617 MTX-5/NOVA/SANWA 京都府
10 森村 眞次 38 15:12.4 21.595 NT1/NOVA/FUTABA 大阪府
11 松田 拓海 38 15:17.3 20.067 NT1/PICCO/SANWA 大阪府
12 佐橋 忠彦 36 15:10.9 20.173 S747/PICCO/SANWA 大阪府