PGTC Round4 ホクセイ

三重県のホクセイサーキットには長野県、石川県、岡山県など遠方からも多数が集結。好天に恵まれたとは言え最高気温は35度を記録する灼熱レースが始まった。

ホクセイサーキットはPGTC開催サーキットの中では最も高速型のレイアウト。サーキットの奥行き、幅ともに最大クラスである。操縦台から最も遠い位置にあるシケイン、バックストレートエンドのヘアピンをいかにクリアさせるかがキーポイント。
予選第1ラウンド
オープンクラス
1組目
PGTCに久しぶりに参加の藤田選手(R4/RB)がレース序盤にリード。しかし、後半は稲垣選手(NT1/Novarossi)のタイムが上回り稲垣選手がトップタイムの12周4分13秒225でゴール。2番手に藤田選手が12周4分15秒006、更に武田(NT1/MEGA)、渡辺(G4RS/Novarossi)の両選手も安定したタイムを刻み確実に予選第1ラウンドで記録を残し、それぞれ12周4分19秒、12周4分20秒でゴール。

2組目
寺内(MTX4/Novarossi)、高畑(R4/O.S.)、佐橋忠彦(S733/Picco)の3選手がオープニングラップから圧倒する速さで周回を開始。それぞれのタイム差は100分の1秒差で進行する。後半にはその差が徐々に広がりトップに高畑、2番手に佐橋(弟)3番手に寺内というオーダー。この3人はミスもなくそのままゴール。高畑選手 12周4分5秒454、佐橋(弟)選手12周 4分7秒119、寺内選手 4分8秒889。4番手には西山選手(NT1/O.S.)が12周4分14秒812というタイムでゴール。

3組目
オープンクラス最後の組となる3組目。横山(NT1/O.S.)、佐橋裕也(S733/XCEED)、嶋崎(MTX4/Novarossi)、森(NT1/Picco)といった強豪を筆頭に、近頃急成長が見られる山田勇斗選手(NT1/Novarossi)がこの組を走行。しかし、嶋崎選手、山田選手はトラブルの為にこのラウンドを落としてしまう。一方スタートから抜け出たタイムで周回を重ねる佐橋裕也が、2番手以降とのタイム差を広げる。序盤に2番手タイム走行していた横山選手は後半にトラブルでタイムロス。これにより森選手が2番手となる。トップタイムで走行していた佐橋裕也選手は12周4分5秒454というオープンクラス総合でのトップタイムを記録。2番手でゴールの森選手は12周4分13秒237と総合では6番手のタイムを記録。


第1ラウンド 総合トップ5
1位 佐橋 祐也 12周 4分 5秒454 S733/Xceed
2位 高畑 翔輝 12周 4分 6秒199 R4/O.S.
3位 佐橋 忠彦 12周 4分 7秒119 S733/Picco
4位 寺内 翼皓 12周 4分 8秒889 MTX4/Novarossi
5位 稲垣 正義 12周 4分13秒225 NT1/Novarossi


スポーツクラス
1組目
神田(NT1/Novarossi)、開地(NT1/Novarossi)の両選手が21秒台のラップタイムでリード。レース中盤に開地選手はトラブルにより大きく後退。代わって高林選手(NT1/Picco)、中野選手(NT1/RB)が浮上。この3台がそのままの順に4分間を走りきってゴール。トップの神田選手は12周4分18秒909と好タイムでゴール。2番手の高林選手は11周4分8秒561、続く3番手の中野選手は11周4分12秒259でゴール。

2組目
寺田正行選手(R4/O.S.)が序盤からレースをリード。序盤は渡辺選手(NT1/RB)が2番手タイムで走行していたが中盤に山内選手(NT1/Novarossi)が2番手に浮上。3番手には序盤にタイムをロスして出遅れた長崎選手(NT1/Novarossi)がレース後半に浮上。トップの寺田選手は11周4分3秒678という好タイムでゴール。続いて山内選手が11周4分10秒、長崎選手が11週4分15秒でゴール。

3組目
スポーツクラス最後の組となる第3組。遠藤選手(R4/O.S.)が序盤からハイペースで周回を重ね、これを原田選手(NT1/Novarossi)、森山選手(NT1/Novarossi)が追う。そして森山選手がすぐに原田選手のタイムを上回り2番手ポジションとなる。しかし、遠藤選手は2番手以降とのタイム周回毎に広げる。そのまま遠藤選手が11周4分4分5秒325でトップゴール。2番手の森山選手は11周4分7秒142、3番手の原田選手は11周4分8秒310とそれぞれ総合でのトップ争いに入るタイムでゴール


第1ラウンド 総合トップ5
1位 神田 侑輝 12周 4分19秒008 NT1/Novarossi
2位 寺田 正幸 11周 4分 3秒678 R4/O.S.
3位 遠藤 凛  11周 4分 5秒325 R4/O.S.
4位 森山 孝明 11周 4分 7秒142 NT1/Novarossi
5位 原田 博志 11周 4分 8秒310 NT1/Novarossi








予選第2ラウンド
オープンクラス
1組目
稲垣選手、渡辺選手が序盤をリード。しかし、植月選手(NT1/Picco)がすぐに渡辺選手のタイムを更新し2番手になる。3番手の渡辺選手とこのトップ2台はミスせず確実に周回を重ねていく。稲垣選手は20秒台のラップタイムもマークし、そのまま12周4分13秒059と自身の記録を更新してゴール。植月選手、渡辺選手も自身の記録をそれぞれ更新する12周4分17秒、12周4分19秒でゴール。

2組目
またしても寺内、高畑、西山が飛び出てレースをリードし、トップを好ペースで走行していた寺内選手がレース後半に転倒、マシンにダメージはなかったがタイムを大きくロス。これにより高畑選手がトップに立ち、2番手に西山選手。しかし寺内選手がすぐに2番手に浮上。トップから寺内選手、高畑選手、西山選手とゴールするがタイム更新には至らず。

3組目
ここまでのトップタイムホルダーの佐橋裕也選手が更なるタイム更新を期待してタイムアタック。しかし、序盤にトラブルによりこのラウンドを落とす。代わって横山選手がトップタイムで周回を重ねる。そのまま4分間を完走し12周4分7秒129とタイムを更新。1ラウンド目を落とした嶋崎選手もこのラウンドを完走し、12周4分9秒774とタイムを更新し上位に食い込んできた。

第2ラウンド 総合トップ5
1位 佐橋 祐也 12周 4分5秒454 S733/XCEED
2位 高畑 翔輝 12周 4分6秒199 R4/O.S.
3位 佐橋 忠彦 12周 4分7秒119 S733/Picco
4位 横山 慎之佑 12周 4分7秒129 NT1/O.S.
5位 寺内 翼皓 12周 4分8秒889 MTX4/Novarossi


スポーツクラス
1組目
総合トップの神田選手がさらにタイム更新を狙いまたもやトップを走行。2番手の開地選手は序盤でトラブルによりポジションを大きく落とす。代わって上位タイム争いに高林選手、能崎選手(NT1/Novarossi)が加わる。中盤には中山(MTX4)、中野選手が走行。トップを走行する神田選手の勢いは衰えることなく自身の記録を更新し12周4分18秒909でゴール。2番手は最後の最後に高林選手のタイムを上回った能崎選手が11周4分6秒802でゴール。3番手の高林選手も記録を更新する11周4分7秒920でゴール。

2組目
寺田(正幸)、山内選手がトップタイム争い。3番手争いを渡辺、長崎、加藤選手(NT1/Picco)が繰り広げる。トップは寺田選手が守りぬいてゴールするが、自身が前のラウンドで出した記録更新に至らなかったが2番手の山内選手は11周4分8秒883とタイムを更新。そして3番手タイムでゴールした渡辺選手も自身のタイムを更新する11周4分13秒504でゴール。

3組目
この組のトップを走行していた遠藤選手がスタート直後にエンジンがストップし最後のラウンドを落としてしまう。遠藤選手に代わり、森山選手がトップに立ち原田、足立選手(NT1/Novarossi)と続く。トップの森山選手は好調なペースで周回を重ねて11周4分6秒122と好タイムを記録。そして原田、足立選手も11周4分8秒台のタイムでゴールして両者ともに記録を更新。

第2ラウンド 総合トップ5
1位 神田 侑輝 12周 4分18秒909
2位 寺田 正幸 11周 4分 3秒678
3位 遠藤 凛  11周 4分 5秒325
4位 森山 孝明 11周 4分 6秒122
5位 能崎 倫明 11周 4分 6秒802












最終予選ラウンド

オープンクラス
1組目
予選第1、第2ラウンドで満足なタイムを出せなかった植月選手がうまくセッティングを合わせてきたのかトップのポジションを好ペースで周回を重ねる。続いて稲垣選手、藤田選手らも同様に周回を重ねる。そして、植月選手は自身のタイムを大きく更新し、12周4分12秒でゴール。稲垣選手、藤田選手もこのラウンドで自身のタイムを更新して、それぞれ12周4分12秒、12周4分13秒でゴール。

2組目
高畑選手が寺内選手を僅かに上回るペースで周回を重ねる。中盤ポジションを走行する大西選手や川村選手(NT1/O.S.)も確実に各コーナーをクリアしながら周回を重ね、この最後のラウンドでのタイム更新を狙う。そしてトップの高畑選手がそのままトップでゴールし、タイムも12周4分5秒801でゴール。しかし、予選総合トップの佐橋裕也選手に4分5秒454に僅かに届かず。続いて寺内選手が12周4分6秒205と自身を記録を更新してゴール。佐橋忠彦選手は終始3番手ポジションのタイムで走行していたがタイム更新はならず。中盤ポジションを走行していた大西、川村の両選手はそれぞれ自身をタイムを更新してゴール。

3組目
オープンクラス最後の組では横山、嶋崎の両選手が同じ組を走行する佐橋(兄)が出した記録を更新しようと最後のタイムアタックに挑む。一方、佐橋裕也は更なるタイム更新を期待してラストランに入る。序盤から嶋崎選手が佐橋選手を上回るタイムで周回を重ねる。佐橋選手は3周目でトラブルを抱えリタイヤしてしまう。その隙に嶋崎、横山の両選手はペースを上げる。レース後半には2番手を走行していた横山選手がトップになる。このとき3番手に山田勇斗選手が走行。そしてトップの横山選手から順次ゴールするもののそれぞれ自身のタイムを更新できず。しかし、3番手の山田選手はタイムを更新して12周4分12秒でゴール。


佐橋 裕也(S733/XCEED)が混戦の予選を制す!

オープンクラス 予選総合トップ5
1位 佐橋 祐也 12周 4分5秒454 S733/XCEED (決勝シード)
2位 高畑 翔輝 12周 4分5秒801 R4/O.S.    (決勝シード)
3位 寺内 翼皓 12周 4分6秒205 MTX4/Novarossi (決勝シード)
4位 佐橋 忠彦 12周 4分7秒119 S733/Picco    (決勝シード)
5位 横山慎之佑 12周 4分7秒129 NT1/O.S.


スポーツクラス
1組目
ここまで大幅なリードでトップの座を守る神田選手が予選最後のタイムアタック。今回もトップで周回を重ねる。2番手の能崎選手が逆転を狙い2番手タイムで周回を重ねる。3番手争いは開地選手と酒井選手(NT1/Novarossi)。トップタイムで走行している神田選手がそのままトップゴールするが記録更新ならず。2番手の能崎選手が大きくタイムを更新する11周4分3秒363で一気に総合上位に食い込む。3番手ゴールの開地選手もタイムを更新し11周4分8秒711でゴール。

2組目
寺田(正幸)選手、山内選手、渡辺選手の3人がリード。しかし、4番手から長崎選手が追い上げ3番手に浮上。レースはこの順のまま進行しそれぞれ4分間を完走。しかし寺田選手はトップでゴールしたものの記録更新できず。そして2番手の山内選手、続く3番手ゴールの長崎選手も記録更新ならず。

3組目
予選の総合トップタイムは1組目の神田選手が出した12周4分18秒909。このタイムを目標に予選最終組がスタート。序盤、原田選手が好調に周回を重ねるが森山選手もペースをあげ原田選手のタイムを上回りトップに立つ。3番手ポジションは足立選手がキープ。上位3台がそのまま4分を完走するが12周に入ることができず。しかし、トップでゴールした森山選手は自身の記録を更新し総合3番手となり、グランドファイナルへのシード権を獲得。


小学生ドライバー神田 侑輝(NT1/Novarossi)
予選1位を奪取!


スポーツクラス 予選総合トップ5
1位 神田 侑輝 12周 4分18秒909 NT1/Novarossi(決勝シード)
2位 能崎 倫明 11周 4分 3秒363 NT1/Novarossi(決勝シード)
3位 森山 孝明 11周 4分 3秒455 NT1/Novarossi(決勝シード)
4位 寺田 正幸 11周 4分 3秒678 R4/O.S. (決勝シード)
5位 遠藤 凛  11周 4分 5秒325 R4/O.S.








勝ち上がり決勝
オープンクラス

オープンクラス 1/8メイン

スタート直後から1番グリッドスタートの森谷選手(NT1/Novarossi)が抜き出る。そして、馬場選手(NT1/RB)、本房選手(NT1/RB)と続く。4番手には山田選手(S733/Picco)。しかし4番手の山田選手がすぐに本房選手をパスして3番手に浮上。本房選手さらに後続の朝野選手(NT1/RB)にもポジションを明け渡してしまい5番手となる。3分を過ぎてトップの森谷選手がミスによりポジションをダウン。2番手の馬場選手(NT1/RB)がトップに立つ。ポジションダウンした森谷選手は3番手。しかし、給油後に森谷選手が再びトップに立つ。このとき2番手に山田選手、3番手に馬場選手。序盤に5番手までポジションを落とした本房選手が4番手に浮上。この隊列のままレースは進行しトップの森谷選手から順次ゴールし1/4メインに勝ち上がった。


オープンクラス 1/4メイン
田中隆佳選手(MTX4/Novarossi)、渡辺選手、武田選手がを先頭と、1/8メインから勝ち上がった10番グリッドの山田選手がスタートをうまく決めて4番手となりレース序盤は進行。5分経過時の給油後にはトップの2台が入れ替わり渡辺選手がトップに立ち2番手に田中選手。4番手の山田選手は給油後に3番手にまでポジションを上げる。しかし、後方からじりじりと追い上げてきた森谷選手がいつの間にか山田選手を捕らえ、3番手に浮上。そしてトップを走行していた渡辺選手はトップ争いしてきた田中選手にゴール直前に逆転されてしまう。そしてトップから田中、渡辺、森谷、山田の順にゴール。


オープンクラス 1/2メイン
横山選手(NT1/O.S.)ファイナル逃す!
6番グリッドスタートの森選手(NT1/Picco)がスタート直後の混戦を脱してトップに立つ。1番グリッド、3番グリッドスタートの横山選手、植月選手は最後尾までこの混戦により順位を落とす。スタートから2分、順位に落ち着きが見られトップは森選手、2番手に嶋崎選手、3番手に藤田選手、4番手に山田選手。そして各車1回目の給油に入る。ここでトップのポジションが入れ替わり嶋崎選手がトップに立つ。2番手は森選手。3番手に稲垣選手が浮上し藤田選手は4番手となる。その後、レース後半に横山選手がクラッチベアリングの破損でリタイア、思わぬトラブルでファイナル進出出来ず。更にトップの嶋崎選手もトラブルにより5番手まで順位を落とす。トップは再び森選手。そして、2番手には藤田選手が浮上し3番手に山田選手、4番手に稲垣選手となる。そしてゴール時間の15分を迎え、森選手、藤田選手、山田選手、稲垣選手、嶋崎選手の順にゴール。


オープンクラス グランドファイナル
全車一斉に綺麗なスタートから始まったオープンクラスのグランドファイナル。ゼッケン1番から順に計測ラインを通過。9番グリッドスタートの嶋崎選手がスタートで一気に中盤ポジションまでジャンプアップ。しかし、嶋崎選手は4分を過ぎたところでトラブルにより順位を大きく落としてしまう。その傍ら、上位4台の佐橋(兄)選手、高畑選手、寺内選手、佐橋(弟)選手が抜け出てトップ集団を成す。この4台はコンマ数秒というほぼ等間隔でレースは進行し、最初の給油を迎える。その後、寺内選手がトップとなり、2番手に高畑選手、3番手に佐橋(兄)選手、4番手に佐橋(弟)選手という順となる。その後、寺内選手のミスをついて再び佐橋(兄)選手がトップの座に返り咲き、2番手に佐橋(弟)、3番手に寺内選手、4番手に高畑選手という順となる。そしてこのとき5番手にはなんと渡辺選手が浮上。10分が経過し2回目の給油後は高畑選手がトップに立ち2番手に佐橋(弟)選手、3番手に寺内選手、4番手に佐橋(兄)選手となる。その後、寺内選手が佐橋(弟)選手をパスして2番手となる。そして14分を過ぎようとしたときにはトップの高畑選手を抑えて寺内選手がトップに立つ。そのとき4番手の佐橋(兄)選手がバックストレートでストップ。これにより優勝争いから脱落してしまう。その後、各車最後の給油を迎えることとなる。そしてトップの寺内選手が給油のためにピットに入るがトラブルによりピットアウトできず、先に2番手の佐橋(弟)選手のピットアウトを許してしまうこととなる。しかし、すぐに高畑選手が佐橋(弟)選手をパスしてトップとなり2番手に佐橋(弟)選手となる。寺内選手は先ほどのトラブルのため、そのまま順位を落としてしまい、代わって浮上してきたのは渡辺選手。トップに高畑選手、2番手に佐橋(弟)選手、3番手に渡辺選手。そして4番手に浮上してきた山田選手が前の渡辺選手に迫り、一時渡辺選手の前に出る。しかしベテランの渡辺選手はすぐに山田選手を抑えて再び3番手ポジションを奪取。一方、2番手の佐橋(弟)選手がトップの高畑選手との差を少しづつ詰めるが20分のゴールを迎え高畑選手が逃げ切ってPGTC Round4での優勝を手にした。
 








スポーツクラス


スポーツクラス 1/8メイン

この1/8メインは5台だけでの走行。しかし、門内選手(NT1/Mega)が棄権のために4台だけとなる。この4台は確実に1/4メインへとしんしゅつすることができるのだが、1/4メインでのグリッドを決定するためのレースとなる。スタートのフラッグと同時に1番グリッドの加藤選手(NT1/Picco)のマシンがエンジンストップ。4番グリッドの藤森選手(NT1/Novarossi)はスタートに間にあわず伊藤選手(NT1/Novarossi)、山口選手(RRR/Novarossi)の2台だけがコースを周回。スタート直後にエンジンが止まった加藤選手もその後復帰しコース上は伊藤選手を先頭に3台が走行。そしてスタートに遅れた藤森選手も復帰して全車がそろう。しかし、序盤のトラブルで出来た差が大きく、各車の差が縮まらすトップから伊藤選手、山口選手、加藤選手、藤森選手の順にゴール。この4台がスポーツクラス1/4ファイナルに勝ち進んだ。


スポーツクラス 1/4メイン
1番グリッドスタートの中野選手がスタート後トップをキープ。2番手の長崎選手はトラブルで大きく後退し、渡辺選手が2番手となる。3番手、4番手に川口選手(NT1/Picco)、山崎選手(NT1/Novarossi)が続く。給油後にトップ3台の順位に変化はなかったが、川口選手をパスして4番手に浮上した山崎選手が一気に順位を落としてしまう。そしてスタートで出遅れたが追い上げてきた寺田選手(Capricorn/Capricorn)が4番手となる。さらに5番手には後から追い上げてきた前田選手(R4/RB)が位置する。しかしながら各車の差が最後までこれ以上縮まることはなく、トップから中野、渡辺、川口、寺田(和)選手がゴールし1/2ファイナルへ駒を進めた。


スポーツクラス 1/2メイン
スタート直後に多くのマシンがクラッシュ。これにより1番グリッドスタートの遠藤選手がポジションを大きく落とす。2番、3番グリッドの原田、高林選手はなんとかポジションをキープ。反対にポジションを大きくアップしたのは6番グリッドスタートの中山選手。スタート後の混戦からトップに立つ。そして10番グリッドスタートの渡辺選手も5番手ポジションまで一気に浮上。トップに遠藤選手、2番手に高林選手、3番手に原田選手、4番手、5番手に開地、渡辺選手が続き序盤のレースが進行する。
 一回目の給油後、トップは依然として中山選手がキープするものの2番手以降は順位が入れ替わる。2番手に開地選手、3番手に高林選手。そして4番手には酒井選手(NT1/Novarossi)が浮上。この4台を先頭にレースが進行。5番手には中野選手が位置しグランドファイナル進出を狙う。そして6番手は足立選手(NT1/Novarossi)がくる。レース開始から10分を過ぎ、各車最後の給油に順次入る。給油後トップに立ったのはなんと開地選手。2番手に高林選手、3番手に酒井選手と上位の順位が大きく入れ替わる。そして残り2分となり高林選手が遂にトップになり、そのままトップゴールを決める。2番手に開地選手、3番手に酒井選手、4番手に足立選手、5番手に中野選手と、最後の2分間は上位陣に波乱が起きたレースとなった。


スポーツクラス グランドファイナル
予選から終始トップを走ってきた神田選手が好スタートを切り、トップを走行。それを高林選手、中山選手が追う。しかし、神田選手は後続を次第に引き離しレース序盤で早くも独走態勢をとる。2番手の高林選手は前の神田選手を無理に追わず2番手ポジションを確保する走りで周回を重ねる。その後、酒井選手、足立選手が次第に高林選手に迫る。1回目の給油後、この3台の差が大きく縮まる。そして足立選手が酒井選手をパスして3番手に浮上。そのまま高林選手を狙う。スタートから8分。遂に高林選手が足立選手に刺されポジションを一つダウン。トップの神田選手は依然として独走状態。2番手に足立選手、3番手に高林選手。そしてこのとき4番手にはスタートで大きく出遅れた森山選手が浮上してきていた。高林選手はトラブルのためか2回目の給油後に順位を大きく落とす。トップから神田選手、足立選手、森山選手の順となる。結局、トップの神田選手は一度も首位を譲ることなく完璧な走りで今シーズン2回目の優勝を遂げた。そして、神田選手は予選も決勝も終始トップを走り続けたことが賞され、ベストパフォーマー賞も獲得、彼にとっては最高の一日であった。






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