2012.6.3

PGTC Rd3 七谷川サーキット(京都府)

PGTC開催地の中で最もテクニカルなレイアウトとなる京都の七谷川サーキットにて、2012年度PGTC 第3ラウンドが開催された。昨年も七谷川サーキットにて開催されたが、そのときは突然の豪雨により予選ラウンドの結果のみで決着がついた。今回は天候の心配もさほど無く遠征の選手も含め、総勢42名の選手が七谷川サーキットにエントリー。
予選第1ラウンド

オープンクラス 1組目
横山慎之佑選手(NT1/O.S.)と、今回待望の最新型サーパントで参加の松田拓海選手(S747/Xceed)が好調な出だし。レース序盤に東京から参加の山鼻昌弘選手(S733/O.S.)がクラッシュで大破。序盤は横山選手がリードするが、後半に松田選手が逆転し22周5分6秒309でゴール。横山選手も22周に入り5分10秒690。

オープンクラス 2組目
スタート後は山田勇斗選手(MTX5/Novarossi)が好調だったが、後半にタイムが今ひとつ伸びてこない。しかし、昨年この七谷川サーキットで優勝した高畑翔輝選手(R4/O.S.)がレース中盤からトップに立ち、22周5分9秒005でゴール。また松田拓海選手と同様に最新型のサーパントを使用した佐橋忠彦選手(S747/Picco)が2番手タイムの22周5分11秒373でゴール。

オープンクラス 3組目
嶋崎真弥選手(MTX5/Novarossi)、佐橋祐也選手(S747/Xceed)、神田侑輝選手(NT1/Novarossi)、寺内翼皓選手(MTX5/Novarossi)の順でレースが進行。しかし2分を過ぎたところで嶋崎選手のマシンがストップ。そして3分を過ぎたところで寺内選手のマシンにギアトラブルが発生。これにより佐橋選手がトップに立ち22周5分13秒377でゴール。トラブルを抱えながらも2番手で寺内選手が21周5分3秒377でゴール。

スポーツクラス 1組目
前回開催されたPGTC CRPラウンドで総合3位に入賞した足立幸雄選手(NT1/Novarossi)が今回も好調な様子で序盤からトップタイムで走行。そして、遠藤凛選手(R4/O.S.)、原田博志選手(NT1/Novarossi)と続く。レース中盤に3番手の原田選手が2番手を走行している遠藤選手に0.2秒差まで詰め寄りプレッシャーをかけるが後半には原田選手を4秒差までに広げ、そのまま2番手タイムの19周5分1秒654でゴール。序盤からトップを走行していた足立選手は20周5分11秒350でトップゴール。

スポーツクラス 2組目
奥畑和也選手(NT1/Novarossi)、渡辺匡弘選手(NT1/RB)、そして長野県から遠征の竹内聡史選手(S733/Picco)の順でこの3者がトップ争い。、後半にはPGTCでのレース経験が豊富な渡辺選手がトップに立つ。渡辺選手はそのままミス無く走りきって19周5分1秒664でゴール。2番手には竹内選手が19周5分2秒18、3番手に奥畑選手が19周5分4秒897と、それぞれ僅差でゴール。

スポーツクラス 3組目
開地範之選手(NT1/Novarossi)、篠川光則選手(MTX4/O.S.)、本房健選手(NT1/RB)、藤井明仁選手(R4/Picco)が14秒台のラップタイムを出して、この組でのレースをリード。とくにトップを開地選手、篠川選手の両者のバトルが激しく最後まで目が離せない状態。残り時間が1分強となったところで、遂に篠川選手がトップにたつ。そのまま篠川選手が20周5分362とスポーツクラス最速タイムでゴール。2番手でゴールした開地選手も20周5分1秒820という好タイムでゴール。

予選第1ラウンド総合トップ5
オープンクラス
1位 松田拓海(S747/Xceed)22周5分6秒309
2位 高畑翔輝(R4/O.S.)22周5分9秒005
3位 横山慎之佑(NT1/O.S.)22周5分10秒690
4位 佐橋忠彦(S747/Picco)22周5分11秒373
5位 佐橋祐也(S747/Xceed)22周5分13秒377

スポーツクラス
1位 篠川晃則(MTX4/O.S.)20周5分0秒362
2位 開地範之(NT1/Novarossi)20周5分1秒820
3位 本房 健(NT1/RB)20周5分6秒767
4位 藤井明仁(R4/Picco)20周5分7秒818
5位 足立幸雄(NT1/Novarossi)20周5分11秒350






 
予選第2ラウンド

オープンクラス 1組目
序盤に小口和馬選手(S747/Picco)がトラブルでタイムロスし、このラウンドも落としてしまう。一方、松田拓海選手、横山慎之佑選手が好調なペースでレースをリード。序盤に両者の差は1.5秒だけであったが、後半にその差が広がる。3番手を大東肇選手(MTX5/Novarossi)が走行。トップの松田選手からそれぞれミス無く5分間を完走してゴール。トップの松田拓海選手は22周5分5秒260というオープンクラスのトップタイムでゴール。横山選手も自身の記録を更新するが22周5分10秒188。

オープンクラス 2組目
序盤から高畑翔輝選手と佐橋忠彦(弟)選手が熾烈にトップ争い。3番手からは山田勇斗選手、馬場一実選手(S747/RB)と続く。レース後半まで、高畑選手と佐橋選手がポジションを入れ替えながら走行。そして、高畑選手が0.07秒差で佐橋選手を抑えて22周5分7秒123でゴール。3番手には山田選手が22周5分9秒502という好タイムでゴール。

オープンクラス 3組目
佐橋裕也選手がスタートに間にあわず、遅れてのスタート。タイムを残せずこのラウンドを落としてしまう。序盤は嶋崎選手がこの組で最も速い13秒770というベストラップを記録しながらトップを走行。2番手を走行している寺内選手との差を広げながら5分間を完走し、22周5分6秒017という好タイムを記録。
続いて寺内選手も22周に入り5分8秒944でゴール。

スポーツクラス 1組目
レース開始早々、総合でのトップを争う選手のひとりである足立選手がクラッシュによりリタイヤ。このラウンドでは澤田勇樹選手(MTX5/Novarossi)が好調なペースでトップを走行。この澤田選手を小夷敏和選手(S733/Novarossi)と原田選手が追う。レース中盤になり、3番手の原田選手が2番手に浮上しそのままトップの澤田選手に迫る。残り時間が1分を切ったところで、原田選手はトップの澤田選手に0.7秒差まで迫る。しかし、澤田選手がそのまま20周5分3秒871でトップゴール。2番手に原田選手が20周5分4秒789、3番手に小夷選手が20周5分10秒738でゴール。

スポーツクラス 2組目
このラウンドでも渡辺選手、竹内選手がレースをリード。第1ラウンドで上位に入っていた奥畑選手はこのラウンドで振るわず11周で終える。序盤は渡竹内選手がトップを走行していたが、レース中盤に差し掛かる頃には渡辺選手がトップを走行。渡辺選手は次第に後続との差を広げて、20周5分8秒160でゴール。2番手でゴールした竹内選手も20周を記録し、5分12秒673でゴール。3番手には小島和明選手(NT1/Novarossi)が19周5分469と、自身の記録を更新するタイムでゴール。

スポーツクラス 3組目
またしても開地選手、篠川選手、本房選手の3者がこの組でのトップ争い。序盤は、トップの開地選手が2番手以降に3~4秒のタイム差でリードしていた。このとき、2番手の篠川選手と本房選手は0.3秒とういう僅差で2番手争い。しかし、レース後半になるとトップの開地選手のペースが落ちたのか、2番手の篠川選手のペースが上がったのか、両者の差が
約2秒にまで縮まる。反面、2番手の篠川選手と3番手の本房選手の差に広がりが現れ、そのままトップの開地選手が20周5分1秒123でゴール。続いて篠川選手が20周5分4秒467、本房選手が20周5分7秒881でゴール。さらに後続の藤井選手、津曲亮一選手(MTX5/O.S.)、も20周を記録してゴール。

予選第2ラウンド総合トップ5
オープンクラス
1位 松田拓海(S747/Xceed)22周5分5秒269
2位 嶋崎真弥(MTX5/Novarosssi)22周5分6秒017 
3位 高畑翔輝(R4/O.S.)22周5分7秒123
4位 佐橋忠彦(S747/Picco)22周5分7秒196
5位 寺内翼皓(MTX5/Novarossi)22周5分8秒944

スポーツクラス
1位 篠川晃則(MTX4/O.S.)20周5分0秒362
2位 開地範之(NT1/Novarossi)20周5分1秒123
3位 澤田勇樹(MTX5/Novarossi)20周5分3秒871
4位 原田博志(NT1/Novarossi)20周5分4秒794
5位 本房 健(NT1/RB)20周5分6秒767



 
予選最終ラウンド

オープンクラス 1組目
松田拓海選手が序盤から13秒台中盤のラップタイムを記録しながらトップを走行。横山選手も13秒台のタイムを記録しながら2番手を走行する。3番手は高橋選手と大東選手が争い、その3番手争いはゴール直前まで続く。最後は高橋選手が3番手のポジションを大東選手から0.5秒差で守り抜いて20周5分6秒136でゴール。トップ争いのほうは、2番手の横山選手がゴール前にはトップの松田拓海選手に1.5秒差まで詰めるものの、松田選手が逃げ切り22周5分8秒726でゴール。横山選手は5分10秒320でゴール。

オープンクラス 2組目
高畑選手、佐橋忠彦選手、山田勇斗選手が序盤から1秒以内のタイム争い。レース中盤には高畑選手と佐橋選手との差がわずか0.2秒。3番手の山田選手は少し遅れを見せ始める。残り時間が1分となったところで佐橋選手は高畑選手に0.1秒差となり、遂に佐橋選手が逆転。佐橋選手が22周5分6秒392、高畑選手が22周5分6秒845と、第2ラウンド同様に両者が僅差でゴール。山田選手は22周5分8秒446でゴール。

オープンクラス 3組目
嶋崎選手、佐橋裕也選手、寺内選手の3者がやはりこの組では抜きん出てトップ争い。この順列のまま各車は周回を重ねていく。トップの嶋崎選手だけが他の2人より僅かに早いタイムで走行。佐橋選手と寺内選手については、ベストラップでもたった0.01秒しか変わらない。嶋崎選手が22周5分7秒368でトップゴール。続く佐橋選手、寺内選手がそれぞれ22周5分9秒809、22周5分10秒262でゴール。

スポーツクラス 1組目
トップを澤田選手が走行。そして原田選手、小夷選手、遠藤選手が続く。レース序盤は澤田選手が少しずつ後続との距離を広げていたが、レース中盤になると原田選手が澤田選手に迫る。そして、3分30秒を経過したところで遂に原田選手がトップに立つ。トップに立った原田選手はそのまま2番手以下との差を広げ、なんとスポーツクラスで唯一21周を記録し5分12秒013でゴール。2番手の澤田選手は惜しくも21周に届かず、20周5分0秒389でゴール。

スポーツクラス 2組目
序盤からトップを渡辺選手、竹内選手が争う。スタート直後こそ幾分の差があったものの、周回を重ねるにつれ両者の差が無くなりレース中盤には計測ラインを各車が通過するたびに順位が入れ替わるという白熱ぶり。そして、5分を経過して竹内選手が渡辺選手に0.5秒勝り、20周5分10秒858でゴール。2番手ゴールの渡辺選手は20周5分11秒414。
3番手は小島選手と奥畑選手が争い、小島選手が19周5分1秒975で奥畑選手に1.7秒の差を付けて3番手でゴール。

スポーツクラス 3組目
トップから、開地選手、篠川選手、本房選手、津曲亮一選手(MTX5/O.S.)、藤井選手の順でレースが進行。序盤に藤井選手が津曲選手の前に出て4番手に浮上。トップから開地選手、篠川選手、本房選手、津曲選手の順となる。結局、このままの順で各車ゴールしトップゴールの開地選手は21周にわずかに届かないものの20周5分0秒318という好タイムでゴール。2番手の篠川選手は20周5分2秒372でゴール。


予選総合結果
オープンクラス トップ5
1位 松田拓海(S747/Xceed)22周5分5秒269
2位 嶋崎真弥(MTX5/Novarosssi)22周5分6秒017 
3位 佐橋忠彦(S747/Picco)22周5分6秒392
4位 高畑将輝(R4/O.S.)22周5分6秒845
5位 山田勇斗(MTX5/Novarossi)22周5分8秒446

スポーツクラス トップ5
1位 原田博志(NT1/Novarossi)21周5分12秒013
2位 開地範之(NT1/Novarossi)20周5分0秒318
3位 篠川晃則(MTX4/O.S.)20周5分0秒362
4位 澤田勇樹(MTX5/Novarossi)20周5分0秒389
5位 本房 健(NT1/RB)20周5分5秒408






 
オープンクラス勝ち上がり決勝

オープンクラス 1/4ファイナル(10分)
1番グリッドの高橋裕選手(MTX5/O.S.)がスタートで出遅れ、代わりに大東選手、川畑大輔選手(RRR/Novarossi)、中野晃則選手(MTX4/Novarossi)が好スタートでトップ集団となりレースをリード。しかし出遅れた高橋選手がすぐにポジションを3番手にアップ。2分を過ぎてトップから大東選手、川畑選手、高橋選手となり、大東選手と川畑の選手のタイム差は約5秒。そしてトップ集団に9番グリッドスターとの小口選手が後ろから少しづつ差を詰めてきていた。5分を経過して各車1度目の給油を終えてコースへ復帰すると、トップは大東選手がキープしているものの、2番手を小口選手が走行。トップから大東選手、小口選手、片岡大作選手(NT1/Picco)高橋選手と、序盤と大きく順位が入れ替わっている。その後、トップの大東選手が後続との差を約8秒にまで広げてトップを独走。2番手から小口選手、片岡選手、高橋選手と続くが、各車の差も広がりレース展開に落ち着きが現れる。その後、小口選手がトップとの差を再び詰め始めて残り時間が1分となったところで5.7秒差にまでなるが。トップを走行する大東選手が逃げ切ってトップゴールを決めた。後続には小口選手、片岡選手、高橋選手がそのままゴールしてセミファイナルへ勝ち進んだ。

スポーツクラス セミファイナル(15分)
各車が接触することも無く綺麗にスタート。各車はゼッケン順に走行していたが、スタート後の混戦をうまく利用して横山選手が2分を経過したところで2番手に浮上。トップから山田選手、横山選手、佐橋(兄)選手、寺内選手となる。その後は山田選手と横山選手がトップ争いを展開。一度目の給油を終えたあとも、上位陣に大きな展開は無く山田選手を先頭にレースが進行。しかし、2回目の給油を迎える直前に2位走行の横山選手のマシンがストップ、トップ争いから脱落。しかし、トップを走行していた山田選手も2回目の給油を終えるころ3番手にポジションを落としてしまう。トップに寺内選手、2番手に佐橋選手となる。その後、佐橋選手が寺内選手を抜き去りそのままトップゴール。続いて寺内選手、山田選手がゴール。4番手には横山選手のエンジンストールにより5番手からポジションを一つあげた西山正樹選手がゴール。








 
オープンクラス グランドファイナル(20分)

最新型S747はいかに?

1番グリッドの松田選手が好調にレースをリードしてたが、3分を迎えるころ順位を5番手まで落とす。トップには嶋崎選手が立ち、佐橋(弟)選手、佐橋(兄)選手、寺内選手となる。その後、各車一度目の給油を迎えるが、ここで佐橋(兄)選手がエンジンストールして11番手まで順位を落とし、完全にトップ争いから脱落。トップは依然として嶋崎選手がキープし、2番手を寺内選手、3番手には追い上げてきた松田選手が走行。松田選手はそのまま寺内選手をもパスして2番手まで浮上し、トップの嶋崎選手に4秒差にまで迫る。そして佐橋(弟)選手がこのとき4番手を走行しており、前の寺内選手に0.2秒差にまで迫っていた。9分を過ぎ、佐橋(弟)選手は遂に寺内選手をパスして3番手に浮上。その後、各車2回目の給油を終えるころには、寺内選手が首位となり佐橋(弟)選手、横山選手、嶋崎選手、松田選手順でレースが進行。その後、寺内選手が4番手までポジションを落とし、代わって嶋崎選手と佐橋(弟)選手が入れ替わりながらトップ争い、3番手を松田選手が走行。しかし、その松田選手のマシンが転倒してそのままストップ。これにより寺内選手が再び3番手となり、トップを狙う。しかしレース終盤には安定した走りでトップの佐橋(弟)選手が最新型サーパントでデビューウィン。2度目のPGTC優勝を手にした。2位に嶋崎選手、3位に寺内選手が入賞。
1位 佐橋 忠彦選手 S747/PICCO 84周 20:11.4
2位 嶋崎 真弥選手 MTX5/NOVA 83周 20:01.9
3位 寺内 翼皓選手 MTX5/NOVA 83周 20:10.6
4位 横山 慎之佑選手 NT1/O.S. 83周 20:13.6
5位 山田 勇斗選手 MTX5/NOVA 80周 20:05.6
6位 神田 侑輝選手 NT1/NOVA 80周 20:13.4
7位 松田 拓海選手 S747/XCEED 79周 20:01.6
8位 西山 正樹選手 MTX5/NOVA 79周 20:07.5
9位 佐橋 祐也選手 S747/XCEED 77周 20:04.8
10位 川村 昌義選手 NT1/PICCO 77周 20:05.3
11位 大東 肇選手 MTX5/NOVA 77周 20:09.5
12位 高畑 翔暉選手 R4/O.S. 36周 09:31.6
スポーツクラス勝ち上がり決勝

スポーツクラス 1/4ファイナル(10分)
スタート直後にトップを走行していた遠藤選手がミスにより、2番手を走行していた林克年選手(S733/O.S.)にポジションをあっけなく奪われてしまう。そして、3番手からは小島選手、川口朋選手(NT1/Picco)、盛岡啓年選手(MTX5/Novarossi)が続く。しかし遠藤選手は他のマシンと接触してさらにポジションを3番手へと落とす。その後、小島選手が林選手を抜いてトップに立つが、うしろから遠藤選手が再び追い上げて一気にトップへ。5分を経過して各車給油を行なうが、遠藤選手のマシンがエンジンストップ。これにより大きく遠藤選手はタイムをロスしてしまう。これでトップから小島選手、林選手、盛岡選手。遠藤選手という順でレースは中盤へ。ゴールまで1分を切ったところで、林選手が小島選手をパスしてトップに立つ。給油時のエンジンストールによりタイムロスした遠藤選手も追い上げ、遂に3番手の盛岡選手をパス。トップから林選手、小島選手、遠藤選手、盛岡選手の順で各車ゴールし、次のセミファイナルへ進むこととなった。


スポーツクラス セミファイナル(15分)
スタート直後に数台が接触するものの、トップから藤井選手、本房選手、竹内選手、大町正純選手(S733/Novarossi)となりレースが進行。トップの藤井選手と2番手の本房選手はわずか0.6秒差。そして、3番手の竹内選手が本房選手をパスして2番手に浮上。本房選手はトラブルのためか、そのまま順位を一気に7番手まで落とす。これで3番手に大町選手が走行し、4番手に林選手が後方から浮上。一度目の給油を終え、藤井選手と竹内選手のトップ争いが激しくなる。そして、3番手争いも激しく、2度目の給油を終えるとトップから竹内選手、藤井選手、津曲選手、林選手、トップの竹内選手が後続との差を少しずつ広げてトップゴール。2番手以降も順位に変わりなく、藤井選手、津曲選手、林選手がゴールし、グランドファイナルへ勝ち上がることとなった。



 
スポーツクラス グランドファイナル(20分)

50歳ドライバーの実力は?

好スタートを決めた澤田選手がレースをリード。原田選手、竹内選手、開地選手と続く。ところが、後方から12番グリッドスタートの足立選手が猛烈な勢いで追い上げて走行しており、3分を迎えたところで、5番手まで浮上。トップから澤田選手、原田選手、竹内選手、開地選手、足立選手となる。一度目の給油後は、原田選手がトップに立ち、後続との差を一時8秒以上まで広げる。その間にも、足立選手は少しずつポジションを上げ3番手まで浮上。2度目の給油後も原田選手がトップを走行していたが、後続との差は2秒にまで縮まっており、開地選手が原田選手に迫る。3番手の足立選手は開地選手と6秒近い差があったが、次第にその差を詰め3度目の給油のときには2.8秒にまでになる。トップは原田選手が順調に走行していたが、17分過ぎにバックストレートで突然ストップ。これで開地選手が楽々トップとなり、足立選手も2番手となる。そして3番手には堅実な走りで順位を上げてきた本房選手が走行。2番手に浮上した足立選手はトップの開地選手に猛チャージ。そしてトップの開地選手がまさかの転倒!!あっけなく足立選手トップに。そのまま20分が経過し足立選手の優勝が決定した。昨今PGTCでもヤングドライバーが活躍するなか50歳という“高齢ドライバー”足立選手の活躍が際立った。

1位 足立 幸雄選手(NT1/NOVA) 77 20分14秒3
2位 本房 健選手(NT1/RB) 75周 20分12秒1
3位 開地 範之選手(NT1/NOVA)74周 19分22秒9
4位 竹内 聡史選手(S733/PICCO)74周 20分06秒3
5位 原田 博志選手(NT1/NOVA)74周 20分06秒5
6位 篠川 光則選手(MTX4/O.S.)73周 20分01秒8
7位 林 克年選手(S733/O.S.)72周 20分00秒8
8位 小島 和明選手(NT1/NOVA)68周 20分14秒0
9位 大町 正純選手(S733/NOVA)55周 20分07秒0
10位 澤田 勇樹選手(MTX5/NOVA)53周 14分03秒2
11位 津曲 亮一選手(MTX5/O.S.)42周 11分43秒6
12位 藤井 明仁選手(R4/PICCO)8周 03分29秒3

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