PGTC Round3 CRP

近畿地方を中心に各地から60名を超えるGPツーリングに燃える選手達が和歌山県のセントラルレーシングパークに集結。前戦の七谷川で開催されたPGTC Rd2では悪天候のため、不完全燃焼であったが今回は天気予報も晴れマーク。グランドファイナル進出に向け、各選手は前日から練習に励み今日の本番に臨んだ。
予選第1ラウンド
オープンクラス
1組目
優勝候補である松田拓海選手(S733/Mega)がスタート直後にマシンを破損し、リタイヤ。鈴木武則選手(NT1/Nova)を先頭に、若手ドライバーの山田勇斗選手(NT1/Nova)、川村昌義選手(NT1/O.S.)が続く。3者のタイム差はほぼ均等。そのまま4分間を走りきり、トップの鈴木選手が12周4分18秒859でゴール。

2組目
佐橋忠彦選手(S733/Picco)、そして地元の西本光宏選手(NT1/O.S.)が序盤から好タイムでスタート。これに西山正樹選手(R4/O.S.)とPGTC常連の神田公一選手(G4/Nova)が続く。トップの佐橋選手がトラブルなく4分間を走り切り、この組トップタイムの12周4分17秒545と、ここまでのトップタイムを記録。

3組目
強豪ドライバーの一人である寺内翼皓選手(MTX/Nova)に富田和成選手(RRR/Nova)が挑む。富田選手は、今年のPGTCは初参加。昨年はPGTC最終戦にて好結果を残している。レース序盤は寺内選手がリードするが、後半は富田選手がトップに立つ。その差は0.1秒程度。しかし、最後に寺内選手が再度トップとなり12周4分11秒791で前の組を走行した佐橋忠彦選手の記録を大きく更新しトップに立つ。

4組目
オープンクラス最後の組であるこのヒート。横山慎之佑選手(NT1/O.S.)、嶋崎真弥選手(MTX/Nova)に注目が集まる。しかし、嶋崎選手が序盤でトラブルを抱えタイム争いから脱落。横山選手に続き植田選手(NT1/O.S.)が続く。しかし、横山選手が植田選手との差を広げながら周回を重ね、第1ラウンドの総合トップタイムとなる12周4分9秒923でゴール。

オープンクラス予選Rd1総合トップ5
1位 横山 慎之佑選手 12周4分9秒923
2位 寺内 翼皓選手 12周4分11秒791
3位 富田 和成選手 12周4分11秒865
4位 佐橋 忠彦選手 12周4分17秒545
5位 鈴木 武則選手 12周4分18秒859

スポーツクラス
1組目
竹村和憲選手(HOBAO/Nova)選手がオープニングラップから好タイムを記録しトップに立つ。そして竹原健選手(NT1/Picco)、板野雅章選手(NT1/Nova)が続く。しかし4番手の神田侑輝選手(G4/RB)がすぐに板野選手の前に出る。その後、神田選手は2番手の竹原選手の前にでて2番手まで浮上。しかし、トップの竹村選手はその間にもリードを広げトップをキープ。3番手にポジションを落とした竹原選手であったがゴール直前に再び2番手に浮上してそのままゴール。トップでゴールした竹村選手は11周4分9秒279を記録。

2組目
スタート直後から森下隆之選手(S733/RB)と高林裕司選手(NT1/O.S.)が0.5秒差のタイム争い。3番手には橋本順二選手(RRR/OS)、4番手に合谷仁選手(NT1/O.S.)と続く。中盤には2番手の高林選手がトップに立つ。後半になると、5番手の開地範之選手(NT1/Nova)が前の合谷選手に迫る。しかし、順位が入れ替わることなくトップから森下、高林、橋本、合谷選手の順にゴール。トップゴールの森下選手は前の組の竹村選手のタイムに僅かに及ばないものの11周4分10秒850と好タイムでゴール。

3組目
PGTC初参戦の島袋邦夫選手(RRR/O.S.)が、森山孝明選手(NT1/Nova)、篠川光則選手(MTX/O.S.)を抑え序盤からレースをリード。島袋選手は安定、かつ早いペースで周回を重ね予選第1ラウンドの総合トップタイムとなる11周4分4秒812でゴール。

1位 島袋 邦夫選手 11周4分4秒812
2位 森山 孝明選手 11周4分5秒001
3位 竹村 和憲選手 11周4分9秒279
4位 森下 隆之選手 11周4分10秒850
5位 高林 裕司選手 11周4分11秒986







予選第2ラウンド
オープンクラス
1組目
予選第1ラウンドで記録を残せなかった松田選手が挽回を図る。序盤から前の予選ラウンドでのトップタイムの鈴木選手に差をつけながらトップで周回を重ねる。3番手には山田勇斗選手が位置し、前の鈴木選手と約0.5秒差で走行しポジションアップを狙う。4番手には川村選手。後半、トップから松田選手、鈴木選手、山田選手と序盤と同じ順位のまま、各車ゴールを迎える。トップの松田選手は12周4分12秒6でゴールし、トップ争いに食い込む。

2組目
今回からタイヤをTabataにスイッチした高畑翔輝選手(R4/O.S.)が序盤からハイペースで周回を重ねる。2番手には予選第1ラウンドでこの組でトップタイムを記録した佐橋忠彦選手を抑えてトップを走行。僅かずつではあるが、高畑選手がその差を広げていき12周4分12秒0でゴール。

3組目
寺内選手と富田選手が先のラウンドと同様にまたしてもトップ争い。しかし、PGTCでの経験が豊富な寺内選手がレース中盤からトップに立つ。そして、富田選手との差を次第に広げながら12周4分8秒9と自身の記録を更新してゴール。これはここまでの総合トップタイム。

4組目
横山選手と嶋崎選手のトップ争いが繰り広げられるこのオープンクラス最終組では、レース中盤に嶋崎選手がトラブルにより戦線離脱。トップに横山選手が位置し、2番手、3番手に植田選手、北山選手が続く。しかし、後半に植田選手が大きく順位を落とし代わって松田誠選手(MTX/Nova)が3番手となる。トップ3台はこのままの順位でゴールし、トップの横山選手が自身の記録を更新する12周4分8秒1をマークし総合トップの座をキープ。

オープンクラス予選Rd2総合トップ5
1位 横山 慎之佑選手 12周4分8秒119
2位 寺内 翼皓選手 12周4分8秒894
3位 富田 和成選手 12周4分11秒274
4位 高畑 翔輝選手 12周4分11秒955
5位 松田 拓海選手 12周4分12秒610

スポーツクラス
1組目
神田侑輝選手が予選第1ラウンドとは異なり、好ペースで周回を重ね序盤からトップに立つ。2番手の板野雅章選手(NT1/Nova)も挽回を図り好調なペースで周回を重ねる。しかし、トップの神田選手は2番手の板野選手との差を徐々に広げ11周4分9秒298でゴール。
後方では3番手ポジションを巡り、竹原選手と藤井禎選手(MTX/Nova)がタイム争い。序盤では2秒程度の差があったものの、次第にその差が縮まる。そして後半には遂に4番手の藤井選手が3番手に浮上してそのままゴール。

2組目
順位に落ち着きが見られたスタートから2分頃、トップから高林選手、森下選手、開地選手の順となる。トップの高林選手と森下選手との差は約1秒。トップが入れ替わる可能性を残しながら時間は経過していく。しかし、その差が縮まることなくトップの高林選手がそのまま自身の記録を大きく更新して11周4分5秒547でゴール。

3組目
第1ラウンドで好タイムを記録した島袋選手は、レース中盤に大きく順位を落としてしまう。代わって森山選手がトップに立ち、これを三浦選手が追う。その差は約0.5秒。しかし、レース中盤を過ぎた頃に三浦選手が順位を大きく落としてしまう。そして3番手の足立幸雄選手(NT1/Nova)が2番手となるがトップの森山選手との差は約12秒。森山選手が11周4分3秒510でトップゴール、総合トップタイムとなる。

スポーツクラス予選Rd2総合トップ5
1位 森山 孝明選手 11周4分3秒510
2位 島袋 邦夫選手 11周4分4秒812
3位 高林 裕司選手 11周4分5秒547
4位 森下 隆之選手 11周4分5秒638
5位 竹村 和憲選手 11周4分9秒279











最終予選ラウンド
オープンクラス
1組目
松田選手が3周目に早くもトラブルを抱えトップ争いから脱落。鈴木選手が序盤のレースリーダーとなるが、すぐに川村選手がトップに立つ。しかし、後半には山田選手が川村選手のタイムを上回りトップになる。そのまま山田選手がトップでゴールし、タイムは12周4分15秒767と現時点ではトップ10に入る好タイム。

2組目
高畑選手、佐橋忠彦選手の両者がシード権を狙い最後のタイムアタック。高畑選手を先頭に佐橋選手が約1秒差で周回を重ねる。3番手には西本選手。西本選手も佐橋選手から約1秒離れて走行。しかし、トップの高畑選手と佐橋選手の差が少しずつ広がり、2番手の佐橋選手と3番手の西本選手との差も次第に広がりを見せる。ついに4分が経過し高畑選手がトップゴールするものの自身の記録を更新することはできず予選を終了。

3組目
今回も寺内選手と富田選手のタイム争いが繰り広げられたオープンクラス3組目。この二人のペースは速く、佐橋祐也選手も今日はこのトップ争いに食い込めず。トップ2台は大きなミスすることなく4分を走り切る。トップゴールは寺内選手で、タイムは12周4分6秒605という自身の記録を2秒更新して総合トップに立つ。富田選手は12周4分9秒464と、こちらもシードを狙える好タイムを記録。

4組目
今日、好調な横山選手がこの最終ラウンドでも調子を崩すことなく好調なペースで周回を重ねる。そしてこれまで満足な記録を残せていない嶋崎選手が2番手ポジションで続く。しかし、嶋崎選手はレース後半にまたしてもポジションダウン。代わってレース後半には植田選手と松田選手が2番手、3番手ポジションアップ。しかし、この日好調の横山選手に追いつくことはなく4分間を走りきって予選を終える。トップゴールの横山選手の記録は僅かながらトップタイムホルダーの寺内選手に及ばない12周4分7秒529でゴールし、総合2番手となる。

オープンクラス予選Rd3総合トップ5
1位 寺内 翼皓選手 12周4分6秒605
2位 横山 慎之佑選手 12周4分7秒529
3位 富田 和成選手 12周4分9秒464
4位 高畑 翔輝選手 12周4分11秒512
5位 松田 拓海選手 12周4分12秒610

スポーツクラス
レース中盤までトップ争いは藤井明仁選手、寺田和弘選手(Capricorn/Nova)、竹原選手がコンマ数秒というタイム差で周回を重ねる。竹原選手から1.2秒後方では藤井禎選手も4番手で走行。しかし、3分を過ぎて鹿島淳選手(MTX/O.S.)が4番手に浮上。このときトップから寺田選手、竹原選手、藤井明仁選手となり各車の差は1秒以上に広がっている。そのまま4分が経過して寺田選手から順次ゴール。トップの寺田選手は4分10秒1と、自身のベストタイムを記録。

2組目
レース序盤は森下選手、開地選手、高林選手が0.2秒差で周回を重ねていたが高林選手が一気にトップまで浮上。2番手は森下選手、3番手は開地選手。4番手は佐用栄策選手(G4 /O.S.)と渡辺匡弘選手(NT1/RB)が途中何度か順位を入れ替えながらのバトル。4分を経過しトップの高林選手が自身の記録を更新する11周4分3秒5と、総合トップタイムでゴール。2番手は森下選手で総合2番手タイムでゴールし3番手は開地選手。そして4番手争いは佐用選手が制した。

3組目
予選最終組となる3組目。ここまでで記録されたトップタイムはこの組を走行する森山選手の11周4分3秒510。このタイムを目指し、最後の組がスタートする。まずは予選第1ラウンドで好タイムを記録した島袋選手がトップに立ち、森山選手がこれに続く。スタートから2分、森山選手がトップに立つ。しかし、森山選手はトラブルの為か大きく順位を落とし島袋選手がトップに浮上。このまま島袋選手を先頭に原田博志選手(NT1/Nova)が続いて4分を迎える。島袋選手はトップでゴールしたものの自身の記録を更新には成らなかったが、第1ラウンドでの記録(11周4分4秒812)が総合2番手タイムとなり見事シードを獲得することとなった。

スポーツクラス予選Rd3総合トップ5
1位 森山 孝明選手 11周4分3秒510
2位 高林 裕司選手 11周4分3秒564
3位 森下 隆之選手 11周4分4秒788
4位 島袋 邦夫選手 11周4分4秒812
5位 開地 範之選手 11周4分7秒916







勝ち上がり決勝
オープンクラス
1/16ファイナル(10分間)
2番グリッドスタートの大垣哲也選手(R4/Picco)がスタートからトップに立つ。そして遠藤凛選手(R4/O.S.)、足立修選手(NT1/O.S.)と続く。しかし、遠藤選手がスタートから3分過ぎ、大垣選手をパスして早くもトップに立つ。各車給油後、4番手の片岡大作選手(NT1/RB)が3番手に浮上。トップは遠藤選手、2番手は大垣選手、3番手に片岡選手、4番手に足立選手で時間が経過していく。結局、この4台の順位は変動することなくゴールし1/8ファイナルへ勝ち上がった。

1/8ファイナル(10分間)
スタート直後、トップから嶋崎選手、北山選手、中野晃則選手(MTX/Nova)、高松雅夫選手(NT1/Nova)が抜け出る。5番手以降はスタート直後に接触し順位が大きく入れ替わる。そして5番手に来たのが9番グリッドスタートの遠藤選手。トップを走行する嶋崎選手が2番手以降を引き離しながら走行する中、遠藤選手が少しずつポジションをアップする。そして残り時間が2分となったところでは遠藤選手が3番手まで浮上。トップは依然として嶋崎選手。2番手は北山選手。このまま10分を迎え、嶋崎選手、北山選手、遠藤選手、そしてレース後半に一気に浮上してきた武田悟志選手(NT1/Mega)がゴールし、次の1/4ファイナルへ勝ち進むこととなった。

1/4ファイナル(10分間)
植田選手を先頭に、西山選手、神田が先頭集団となりレースをリード。しかし、これに9番グリッドスタートの嶋崎選手が一気に追い上げ、スタートから3分で嶋崎選手が2番手に浮上。トップは植田選手、2番手に嶋崎選手、3番手に西山選手。トップ2台のタイム差は約2秒。5分を経過し各車給油を終えた頃、3番手に神田選手、4番手に大垣選手となる。2番手の嶋崎選手は少しずつトップの遠藤選手との差を詰め、ゴール直前では1.5秒ほどとなる。しかし、植田選手が見事トップのまま逃げ切ることに成功する。2番手に嶋崎選手、3番手神田選手。そして勝ち上がり最後の枠である4位でゴールしたのは、古豪の南口聡選手(NT1/O.S.)となった。

1/2ファイナル(15分)
勝ち上がってきた10番グリッドからスタートの嶋崎選手が、スタート直後の混戦をうまくパスしてトップグループの松田選手、佐橋(弟)選手、佐橋(兄)選手のすぐ後ろに迫る。その勢いで嶋崎選手は佐橋兄弟をパスし、2番手まで浮上しトップの松田選手にプレッシャーをかける。しかし1度目の給油後、佐橋(弟)選手が嶋崎選手を抑えて2番手に浮上。トップから松田選手、佐橋(弟)選手、嶋崎選手、佐橋(兄)選手の順で暫くこのままで時間が経過。ところが、ゴール直前に松田選手がトラブルでペースダウン。また、佐橋(弟)選手は給油回数が他の選手より一度多く、その両者の隙を嶋崎選手がついて一気にトップに立つ。このとき2番手の佐橋(兄)選手との差は1.2秒。嶋崎選手はそのままトップの座を守り抜いてゴール。グランドファイナルに勝ち進んだのは下記の8名。

嶋崎慎弥選手
佐橋祐也選手
佐橋忠彦選手
松田拓海選手
横田隆雄選手
植田博之選手
川村昌義選手
西本光宏選手

グランドファイナル
オープンクラス
ポールポジションスタートの寺内選手を先頭に、横山選手、富田選手の3台が続く。これに好スタートを決めた佐橋(兄)選手が続く。その直後には高畑選手が付けトップ集団が形成される。ところが3分前、高畑選手のマシンがストレートで突如ストップ。そのまま前回の優勝者である高畑選手はリタイヤとなる。その後、トップの寺内選手と2番手の横山選手は各コーナーで順位が入れ替わるほど熾烈なバトルを繰り広げる。3番手に富田選手、4番手に佐橋(兄)選手が続き、各車一回目の給油を終える。その後、トップ2台は依然としてテールトゥノーズ状態。スタートから9分、スタートで出遅れた嶋崎選手が佐橋(兄)選手をパスして4番手に浮上。2回目、3回目の給油後も寺内選手、横山選手はコンマ数秒差でバトルを繰り広げる。3番手はスタートからこのポジションをキープしている富田選手。4番手に嶋崎選手、5番手に佐橋(兄)選手が位置し、3番手以降の順位はこう着状態。そのまま20分を迎え、寺内選手が稀に見る激しいトップ争いを制し優勝。






スポーツクラス
1/8ファイナル(10分)
トップスタートを決めたのは1番グリッドの橋本選手。そして川口開選手(NT1/Picco)、鹿島選手が続く。しかし、トップの橋本選手は3分を過ぎた頃にトラブルの為か順位を大きく落としてしまう。代わって3番手の鹿島選手が2番手の川口選手までを抑えてトップとなる。後方では5番グリッドスタートの池辺祥児選手(R4/Nova)が徐々にポジションを上げながら、レース後半に差し掛かる頃には3番手まで浮上。しかし、序盤で後方を走っていた合谷選手がゴール直前には池辺選手のすぐ後ろまで迫っており、9分を過ぎたところで遂に池辺選手をパスして3番手に。そしてトップから鹿島選手、川口選手、合谷選手、池辺選手の順にゴールし、この4台が次の1/4ファイナルへ勝ち進んだ。

1/4ファイナル(10分)
渡辺選手と小島和明選手がスタートをうまく決めて一気に2番手、3番手に浮上。これにより2番グリッド、3番グリッドスタートの足立選手、佐用選手は出遅れることとなる。トップは藤井選手。2番手以降との差を十分に設けて独走状態を築く。2番手には渡辺選手。その後レース中盤を過ぎて、鹿島選手が3番手まで浮上。しかし、それもつかの間4番手の板野選手にポジションを奪われる。トップから藤井選手、渡辺選手、板野選手、鹿島選手の順にゴールし、この4名が1/2ファイナルへ駒を進めた。

1/2ファイナル(15分)
混戦となった1/2ファイナルのスタート。オープニングラップは竹村選手、神田選手、寺田選手の順に計測ラインを通過。しかし、すぐに寺田選手がトップに立つ。それもつかの間、一回目の給油後には神田選手がトップに立つという、目まぐるしい展開と。3番手以降も時間の経過とともに大きく順位が入れ替わっていく。そんな状態が落ち着いたのは2回目の給油が過ぎた11分頃。トップに寺田選手、2番手に神田選手、3番手に開地選手、4番手に鹿島選手の順となる。2番手の神田選手がトップの寺田選手との差を少しづつ詰め、ゴール直前には5秒差まで詰め寄る。ゴール1分前、4番手の鹿島選手が三浦祐二選手(RRR/Nova)と原田選手に立て続けに抜かれてしまい6番手までポジションを落としてしまう。結局、この順に各車ゴールし、グランドファイナルへ次の8名が勝ち進んだ。

寺田和弘選手
神田侑輝選手
開地範之選手
三浦祐二選手
原田博志選手
鹿島淳選手
渡辺匡弘選手
藤井明仁選手

グランドファイナル(20分)
神田選手が6番グリッドからスタートをうまく決め、トップスタートの森山選手、高林選手に続く。しかし、神田選手は3分を過ぎたあたりで最後尾近くまで順位を落としてしまう。神田選手に代わって3番手となったのは、開地選手。4番手にはスタートで大きく出遅れた島袋選手が浮上。トップと2番手は依然として森山選手と高林選手。両者は2秒ほどのタイム差で周回を重ねていく。上位陣はこの4台で形成され、順位変動のないまま各マシンは周回を重ねる。中盤グループでは森下選手と、藤井選手、そして三浦選手が走行。
2回目の給油を終えた頃も森山選手がトップをキープし、2番手の高林選手との差に大きな変化はない。3番手に島袋選手、4番手に開地選手と3 番手の順位が入れ替わり各車最後の給油を迎える。この時点でトップの森山選手は2番手以降との差を広げ始めてラストスパートに入る。2番手に高林選手、3番手に開地選手、4番手に島袋選手と順位は変わらず。そして20分を迎えようとしたとき、2番手を走行していた高林選手のマシンが大きくペースダウン。その横を開地選手がパスし2番手に浮上。さらに終盤には森下選手が島袋選手と高林選手をパスして3番手に浮上。その3台がそのままチェッカーを受け、終始トップを守りきった森山選手がPGTCでの初優勝を飾った。







ベストパフォーマー
予選ではトップタイムに匹敵する好タイムをマークしながらも、無念にもグランドファイナルには進出できなかった初出場の山田勇斗選手に贈られた。

 

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