PGTC 2019 第4戦(最終戦) CRP レースレポート

2019年度PGTC 第4戦(最終戦) セントラルレーシングパークわかやま

秋の晴天に恵まれた令和元年11月3日、PGTC最終戦がセントラルレーシングパークわかやまで開催された。参加はスポンジタイヤクラスに8台、TGゴムタイヤクラスは5台と、少ないエントリーではあったが、PGTCが掲げる「最速バトル」に没頭する各選手の激しいレースが今回も随所で見られた。

予選

TGゴムタイヤクラス
朝の冷え込みが厳しくなり、ゴムタイヤの温度管理が厳しい予選1ラウンド目から片岡選手(IF5)、小林選手(R4)が23秒台のタイムをマーク。河野選手(R4)渡辺選手(IF5)は24秒台のタイムで周回を重ねる。予選2ラウンド目になると河野選手、田辺選手も23秒台のタイムをマークし始める。しかし、その後の最終ラウンドになると各選手のタイムが伸び悩み、結局、第1ラウンドで片岡選手が記録した13周5分12秒がTGゴムタイヤクラスTQタイムとなった。続いて小林選手が13周5分13秒で予選2番手となる。

順位 ドライバー トータルタイム ベストラップ モデル/エンジン
1 片岡 義人 13 05:12.6 23.378 IF15/SANWA
2 小林 洋之 13 05:13.3 23.461 R4/SANWA
3 河野 哲弥 13 05:21.0 22.782 R4/SANWA
4 渡辺 匡弘 13 05:21.4 23.947 IF15/SANWA
5 菅野 仁司 12 05:01.3 24.319 IF15/SANWA

スポンジタイヤクラス
オープン(TOP8)
予選1ラウンド目に原田選手(S750/O.S.)が2番手タイムの西本選手以下に大きく差を開け14周5分13秒を記録。予選2ラウンド目になるとトップタイム争いはより熾烈になり、田中選手(NT1-18/O.S.)が予選1ラウンド目で原田選手が記録した14周5分13秒に0.3秒差まで詰め寄る14周5分13秒947を記録。半数近くの選手がタイムを更新した予選最終ラウンドでは田中選手が自己タイムを14周5分13秒167に更新して暫定TQとなる。塚本選手(NT1/O.S.)、松田選手(S748WC/O.S.)も自己タイムを更新するが、無念にもトップタイムには届かず予選を終えることとなった。
順位 ドライバー トータルタイム ベストラップ モデル/エンジン
1 田中 広芳 14 05:13.2 21.812 NT1-18/TESLA/SANWA
2 原田 博志 14 05:13.7 21.772 S750/O.S./SANWA
3 塚本 佳一 14 05:15.1 22.018 NT1/O.S./SANWA
4 松田 誠 14 05:16.2 22.018 S748WC/TESLA/SANWA
5 西本 光宏 14 05:17.1 22.355 S750/O.S./SANWA
6 皆川 誠 14 05:20.4 22.184 S748WC/O.S./SANWA
7 寺部 泰三 13 05:18.3 22.821 NT1-18/O.S./SANWA
8 中川 卓也 12 05:03.9 23.839 NT1.2/O.S./SANWA


決勝
TGゴムタイヤクラス


スタートからゼッケン1番の片岡選手がうまく抜け出してレースをリード。時間の経過とともに後続との差を徐々に広げていく。しかし、6分を経過したところでトップの片岡選手のマシンにトラブルが発生。これによって小林選手がトップとなる。2番手に河野選手、3番手に渡辺選手が続く。小林選手のリードのままレース時間の半分が経過したところで、3番手を走行する渡辺選手のマシンに異常が発生し、ピットイン。これで菅野選手が3番手となる。その後、トップの小林選手のリードは後続との差を次第に広げ、20分を経過する頃には11秒の大差をつけ、小林選手が余裕のトップゴールを決めてPGTC最終戦での優勝を獲得した。2位に河野選手、3位に菅野選手が入賞。

順位 ドライバー トータルタイム ベストラップ モデル/エンジン
1 小林 洋之 49 20:10.9 23.579 R4/SANWA
2 河野 哲弥 49 20:20.8 23.724 R4/SANWA
3 菅野 仁司 47 20:22.8 24.318 IF15/SANWA
4 片岡 義人 43 20:13.0 23.161 IF15/SANWA
5 渡辺 匡弘 27 11:33.6 24.021 IF15/SANWA


スポンジタイヤクラス
オープン(TOP8)


スタートから田中選手、原田選手が抜け出してトップを争う。しかし、レースは始まったばかりなので、両者ともにマシンの接触を誘発するような無理なブロックやオーバーテイクはせず、一定の距離を開けて様子を見ながら周回を重ねる。10分を過ぎたあたりで、田中選手と原田選手の走行ペースに差が現れ始める。後方では、スタートで出遅れた松田選手が塚本選手とポジションを争う。各コーナーでのインのせめぎ合いから目が離せなくなる。ここに西本選手のマシンも混じり、熾烈な3番手争いとなる。この3番手争いを松田選手が制してレースをリードする前の2台を追う。しかし、レース時間の20分を迎えてトップの田中選手がポジションを一度も譲ることなくトップゴールで優勝。2位にはタイヤを序盤に使い果たしながらも3番手の追撃を振り切った原田選手が入賞。3位に松田選手がゴール。

順位 ドライバー トータルタイム ベストラップ モデル/エンジン
1 田中 広芳 53 20:10.9 21.973 NT1-18/TESLA/SANWA
2 原田 博志 52 20:10.4 21.798 S750/O.S./SANWA
3 松田 誠 52 20:18.1 22.080 S748WC/TESLA/SANWA
4 西本 光宏 52 20:20.8 22.337 S750/O.S./SANWA
5 塚本 佳一 51 20:02.7 21.992 NT1/O.S./SANWA
6 皆川 誠 48 20:04.7 22.285 S748WC/O.S./SANWA
7 寺部 泰三 46 20:05.3 22.750 NT1-18/O.S./SANWA
8 中川 卓也 40 17:54.4 23.274 NT1.2/O.S./SANWA

この最終戦の結果により、2019年度シリーズラインキングが決定!



本年度もたいへん多くの選手に参加頂き誠にありがとうございました。またPGTC開催にあたり、ご協力頂きました協賛メーカー各社様に厚く御礼申し上げます。
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