PGTC 2019 第2戦 CRP レースレポート
2019年度PGTC 第2戦 セントラルレーシングパークわかやま 広大なサーキットであるセントラルレーシングパークわかやまにて、5月12日PGTC第2戦が開催された。今回はTGゴムタイヤクラスのエントリーが多く、予選から勝ち上がり決勝まで各選手はレースに情熱を傾けた。 レース当日の朝は組み分けの時間を練習走行枠とし、参加選手は路面状況の確認、セットアップの変更などを施し、3回行われる予選に備えてマシンの最終調整を行った。 予選 TGゴムタイヤクラス 1ラウンド目、第1ヒートでは片岡選手(IF15)、小林選手(R4)、渡辺選手(IF15)、山崎選手(MTX6R)が13周を叩き出す。中でも片岡選手が13周5分10秒と、2番手ゴールの小林選手の13周5分16秒に対して大きくリードするタイムを記録。続く第2ヒートをトップゴールした菅野選手(IF15)が13周5分23秒。第3ヒートではTGゴムタイヤクラス昨シーズンシリーズチャンピオンの隅田選手(R4)が13周5分21秒でゴール。その結果、片岡選手がトップタイムホルダーとなる。 2ラウンド目の第1ヒートではトップタイムホルダーの片岡選手がトラブルで走行を取り止め、小林選手(R4)がトップゴールするが、自己記録のタイムアップには至らず。このあたりから、風が強まったせいか、各選手のラップタイムが伸びない。 最終ラウンドになると、各選手のラップタイムにも伸びが見られたが、総合タイムでの大きな更新が見られず、1ラウンド目で片岡選手が記録した13周5分10秒がTGゴムタイヤクラスのTQタイムとなる。
スポンジタイヤクラス 今回、スポンジタイヤクラスでは多くの選手のベストラップタイムが拮抗するという大激戦。第1ヒート開始早々に浅野選手(S748WC/O.S.)がベストラップ21.8をマーク。西本選手(S750/O.S.)、田中選手(NT1-18/Tesla)、原田選手(S750/Nova)が22.1~22.3秒と僅差でのタイム争い。5分を経過して浅野選手が14周5分08秒と、2番手ゴールの西本選手に約2秒の差をつけてトップゴール。第2ヒートではO.S.ワークスの横山選手(MTX6R/O.S.)が快走。ベストラップも21.2秒と、他を圧倒するタイムを叩き出す。そして14周5分02秒の総合トップタイムを記録。横山選手は続く第2ラウンドではさらにペースを上げて14周5分00秒までタイムを更新しTQを不動のものとする。2番手以下を浅野選手、西本選手、松田選手(S748WC/O.S.)が争うが、それぞれ1ラウンド目で出したタイムを更新できず、予選第1ラウンドの結果が上位選手の予選最終結果となった。 オープン(TOP8)
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決勝 TGゴムタイヤクラス 1/4メイン 10分 4人で争うこととなったTGゴムタイヤクラス1/4メインからは、上位3人が勝ち上がることとなる。スタート直後、石田選手(MTX6)のマシントラブルを抱えてそのままリタイヤ。残りの柴田選手(MTX6R)、岩元選手(R4)、河野選手(R4)の3人で順位を争う。レースをリードしていたのはゼッケン1番の柴田選手。しかし、レース途中にフェンスにマシンが引っかかってしまい、その間に他のマシンに抜かれてしまう。その後、トップが河野選手となり、岩元選手、柴田選手の順にゴールし、この3人がセミファイナルへと勝ち進むこととなった。 セミファイナル 15分 15分間のレースとなるセミファイナルでは、三浦選手(R4)のリードでスタート。トップの三浦選手の後ろを山崎選手、菅野選手(IF15)が追う。しかし、菅野選手がミスした際、後続にまとめて抜かれてしまい、菅野選手は大きく順位を落としてしまう。これで3番手に松川選手(R4)、4番手に佐藤選手となる。レースはそのまま進行し、8分を過ぎたところで佐藤選手が松川選手を抜いて3番手に浮上。しかし、2回目の給油のタイミングで今度は松川選手が佐藤選手を抜いて3番手に浮上。残り時間が少なくなったところで、トップの三浦選手のマシンが突如ストップ。これで2番手を走行していた山崎選手がトップとなる。2番手には3番手争いを制した佐藤選手が走行。このまま15分を迎えて、山崎選手、佐藤選手、松川選手の順でゴールしグランドファイナル進出選手が決定した。 グランドファイナル 20分 1番グリッドの片岡選手、続く2番グリッドの隅田選手に続いて7番グリッドの松川選手が高スタートを決めてレースをリード。しかし、レースをリードする片岡選手はかなりのハイペースで後続を引き離しにかかる。スタートから2分、中盤を走行していた坂野選手(R4)のマシンがトラブルでストップ。3分を過ぎたところで今度はトップを走行していた片岡選手のマシンにトラブルが発生。後ろの隅田選手との差がみるみる縮まっていく。そして3番手の松川選手はマシンをフェンスにヒットさせてしまい、大きく後退。ここで各車1度目の給油タイミングとなり片岡選手、松川選手のピットではメカニックがそれぞれのマシンリペアを早急に施す。トップは隅田選手がリードし、渡辺選手(IF15)、佐藤選手、山崎選手が続く。2度目の給油タイミングで、5番手の小林選手が4番手となる。レース終盤、レースリーダーの隅田選手のフロントタイヤにトラブルが発生し、ペースダウンを余儀なくされる。ここから2番手の渡辺選手が猛追! レース巧者の隅田選手は一度もトップを譲ることなく見事トップを死守し優勝。惜しくも届かなかった渡辺選手が2位、3位に佐藤選手が入った。
スポンジタイヤクラス オープン(TOP8) 全車一斉に綺麗なスタートを決め、横山選手、西本選手、浅野選手、園原選手(S750/O.S.)と続く。各車等間隔を保ちつつレース序盤を進める。トップの横山選手も長時間のレースを想定してタイヤの温存を考慮してか、後続のペースに合わせて走行。1度目の給油タイミングで6番手の皆川選手(S748WC/O.S.)のマシンがエンジンストップ。再始動に時間を要し、大きく遅れてしまう。これで原田選手が6番手とる。そして、5番手の田中選手はマシントラブルでストップ。原田選手がまたしても順位を上げて5番手になる。7分を過ぎると、3番手を走行していた浅野選手のマシンに異変が現れ、浅野選手はリタイヤしてしまう。これでトップから横山選手、西本選手、園原選手、原田選手となる。この後、最後の給油タイミングで4番手の原田選手が3番手の園原選手と順位を入れ替え、原田選手が3番手に浮上。トップの横山選手は後続との差を10秒まで広げて、ほぼ優勝は手中に収めたも同然の状態。しかし、ゴールタイム間近になると、トップ集団のペースが一気にダウン。タイヤを使い果たしたようで、マシンの挙動が乱れ始める。しかし、各選手ともに巧みにマシンを操り横山選手がトップゴール。優勝はスタートから一度もトップの座を譲ることなく走行した横山選手。2位に西本選手、3位には7番グリッドからスタートして順調に順位を上げてきた原田選手が入賞。
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