PGTC 2018 第3戦 ホクセイサーキット レースレポート
PGTC 2018 第3戦 ホクセイサーキット 7月29日に予定されていたPGTC第3ラウンドは、開催会場であるホクセイサーキットが諸事情により5月末を以って閉鎖することとなったため、日程を前倒しに変更して5月20日にPGTC第3戦を開催した。当日はホクセイサーキットの閉鎖を名残惜しむ声が聞こえつつも、参加選手はホクセイサーキット最後のレースを存分に楽しんだようであった。 予選 第1ラウンド 1組目 スタート直後、原田博志選手、船曳選手がマシントラブルで立て続けにリタイヤ。O.S.の横山慎之佑選手がベストラップ19.7秒をマークしながらレースをリード。続く大東肇選手もベストラップを縮めながらコースを周回する。トップを走行する横山選手がハイペースで走行するが、ガス欠によりストップ。レース後半に順位を上げた西本光宏選手(748WC/O.S)が15周5分17秒でトップゴール。大東選手は西本選手から3秒遅れの15周5分20秒でゴール。 2組目 ベストラップ20秒フラットという好タイムを出しながら走行していた渡辺英雄選手(MTX6R/O.S.)がレース中盤にバックストレートでコースアウト。マシンのダメージが大きくそのままリタイヤ。中盤以降、浅野一郎選手が追い上げて2番手となる。トップの高畑翔暉選手(MTX6R/O.S.)が突出してリードし、そのまま16周5分15秒548でトップゴール。続いて浅野選手が15周5分8用、新屋昌希選手(748WC/O.S.)が15周5分12秒でゴール。 3組目 PGTCに久しぶりに参加の村山卓選手(旧姓:戸川/748WC/O.S.)が先のヒートの渡辺選手や浅野選手同様にプライベーターの中では抜群の速さをみせる20秒フラットをマーク。そしてミスなく5分間を完走して15周5分11秒155でこの組をトップゴール。続いて田中広芳選手(NT1-18/TESLA)も15周をクリアし5分18秒189で上位に食い込む。
予選 第2ラウンド 1組目 横山選手がまたしてもレースをリードし、原田選手、大東選手が続く。レース中盤に大東選手が原田選手のタイムを上回って2番手に浮上。トップは16周をカウントできる好調なペースで走行していた横山選手であったが、ゴール直前にまたしてもガス欠によりエンジンがストップし15周4分58秒で予選第2ラウンドを終えるが予選総合2位となる。2番手でゴールした大東選手が15周5分13秒を記録し自身のタイムを大幅に更新。しかし、この後を走行した選手のタイム更新もあって、予選総合で順位があがることはなかった。 2組目 トップを走行していた高畑選手が珍しくミスしてマシンを転倒させてしまう。これによりタイム更新できず15周4分59秒でレースを終える。2番手走行していた新屋選手が19.8のベストラップを叩き出し、15周5分8秒の好タイムでゴールし総合での順位を上げる。新屋選手の後ろでは浅野選手と渡辺選手が3番手争い。ベストラップでは渡辺選手に分があるものの、浅野選手がトータルタイムで渡辺選手に0.1秒勝って3番手でゴール。 3組目 松田誠選手(748WC/O.S.)がスタート直前に起きたマシントラブルによりスタートできず。レースは田中選手がリード。前のラウンドではトップだった村山選手は、マシンからベルトが外れて大きくタイムロス。レース後半に追い上げ2番手でゴールするものの、15周に届かず。トップの田中選手は15周5分18秒でゴール。3番手には湯上好弘選手(MTX6R/O.S.)が14周5分6秒でゴール。
予選 最終ラウンド 1組目 16周をカウントできるペースで走行していながらも、これまでガス欠に悔やまされてきた横山選手が、この最終ラウンドでの逆転を狙う。ベストラップでも高畑選手との差を詰めてくる。しかし、最後の最後でも15周4分59秒でカウントはストップし16周をカウントできず無念のまま予選を終える。 一方、二番手を走行の西本選手がベストラップを更新しながら好ペースで周回を重ねる。そのまま大きなミスもなく15周5分17秒でゴール。 2組目 毎ラウンドをトップで走行する好調な高畑選手が予選最後のタイムアタック。他車との差を広げようと各コーナーを攻める。そしてベストラップを遂に更新。後続の渡辺選手も最後のランとあってハイペースで走行し、ベストラップも19.9秒をマーク。そのまま完走して15周5分6秒でゴール。後続の浅野選手も完走するが、自身のタイム更新には至らず。 3組目 先のラウンドでは走行前のトラブルで出走できなかった松田選手が、不運にもこの最終ラウンドでも早々にトラブルに見舞われてリタイヤしてしまう。村山選手が好調に走る中、田中選手がマシンをフェンスにヒットさせてしまいリタイヤしてしまう。次に中野選手のマシンがバックストレートでノーコンとなりリタイヤと、荒れた最終ヒートとなった。トップを走行する村山選手はそのまま15周5分10秒で完走。続いて稲垣正義選手(748/REDS)、湯上選手がゴール。 これですべての予選が終了し、参加選手の中唯一16周を記録した高畑選手がTQを獲得。そして16周に届くペースで走行しながらも、惜しくもそこに届かなかった横山選手が2位と、ワークスドライバーが上位を占める中、プライベーターの渡辺選手が3位、新屋選手が4位となり、この4名がTOP16グランドファイナルシード権を獲得した。 TOP16
オープン
オープンクラス決勝 4名で争われる予定であったオープンクラス決勝では、予選でノーコントラブルによりリタイヤした中野選手のマシン修復が不可能となり、奥畑選手(748TQ/PICCO)、稲垣選手、船曳選手(748WC/O.S.)の3名で争われることとなった。 シリーズポイントを掛けて各選手がスタートフラッグと同時に好スタート。台数が少ないため、思い思いの走行ラインでコーナーを攻める中、奥畑選手もマシンを破損させてしまいピットへ。すぐにピットで迅速な修復が行われてコースに復帰。その後、船曳選手もタイヤへのボディの巻き込みが多発してピットイン。ピットクルーのとっさの判断により急遽ボディを変更してコースへ復帰。マシンの動きが一挙に改善しドライバーの船曳選手も歓喜の声を上げながらドライブ。それとともにピットからも応援の声が飛ぶ。トップは稲垣選手。レース後半に3番手の奥畑選手のマシンが転倒。破損は免れて走行は可能だったが前の船曳選手との差が大きく広がる。その後、トップを走行する稲垣選手のマシンにも異常が現れ、走行が困難となる。しかし、なんとかマシンをコントロールしトップゴールを決めてオープンクラス優勝を勝ち取った。2位に船曳選手、3位に奥畑選手が入賞。
TOP16 セミファイナル 今回、ピット作業を行うメカニックの人数が不足したため、通常では12名で走行するセミファイナルを6名ずつのA(奇数ゼッケン)、B(偶数ゼッケン)の二つの組に分けてレースを行った。そして、それぞれのリザルトを集計することにより順位を決定する方式をとった。 TOP16 セミファイナル B組 スタート直前に湯上選手のマシンにトラブルが発生し、スタートに出遅れてしまう。スタート後のオープニングラップでは田中選手がバックストレートで転倒し、エンジンがストップ。レースをリードしたのは村山選手。続いて鈴木真也選手(MTX6R/O.S.)、原田博志選手(748WC/O.S.)が続く。そして原田選手が鈴木選手をパスして2番手に順位を上げる。このあと村山選手のエンジンがストップしタイムをロスし、後続の原田選手がトップとなりレースをリード。その後、序盤にエンジンストールで大きく出遅れた田中選手が順位を上げてきて3番手まで浮上。そして最後はミス無く走行した原田選手がこの組をトップゴール。続いて村山選手、田中選手がゴール。 TOP16 セミファイナル A組 綺麗なスタートで始まったA組ではゼッケン1番の浅野選手がレースをリードし、大東肇選手(748WC/O.S.)、西本選手とゼッケン順にマシンが走行。トップを走行する浅野選手が後続との差を次第に広げていく。そして給油のタイミングでは、全車同じタイミングでピットイン。7分を過ぎたところで6番手の松田選手のマシンがスピンし、運悪くそのままフェンスに引っかかってしまいタイムを大きくロス。その後、4番手の寺部泰三選手(NT-18/O.S.)が西本選手を抜いて3番手に浮上する。このままゴールタイムを迎えて、トップを守り切った浅野選手がトップゴール。
TOP16 グランドファイナル B組 グランドファイナルも同様に、6名ずつのA、Bの二つの組に分けてレースを行った。 横山選手がスタート直後からレースをリード。そして新屋選手、原田選手が続く。4分を経過したところで、田中選手のマシンが突如ストップ。すぐにエンジンを再始動してコースへ復帰するが、今度はコーナーで転倒してしまう。トップは横山選手がキープ。レース中盤を過ぎたところで、2番手を走行していた新屋選手のマシンにトラブルが発生。無念にもそのままリタイヤとなる。これにより原田選手が2番手となり、3番手にはなんと序盤トラブルを克服し、田中選手が追い上げてきていた。各車最後の給油を終えてレース時間が残り少なくなったところで、2番手を走行していた原田選手のマシンにトラブルが発生しピットへ。これで田中選手が遂に2番手となり、山内宏一選手(BMT/O.S.)が3番手となる。その後、ゴールタイムを迎え、トップの横山選手を筆頭に、田中選手、山内選手の順にゴール。 TOP16 グランドファイナル A組 予選から突出した速さを見せる高畑選手が案の定、この決勝でもスタート直後から他車の追従を許さない走りを見せる。スタート後、コースアウトしてしまった西本選手が他車から大きく出遅れてしまう。トップの高畑選手はスタートからたった1分を過ぎた時点で、2番手を走行する渡辺選手との差を5秒まで広げ、早々に独走態勢となる。3番手に大東選手、4番手に村山選手が続き、この3台が2番手を争う。その後、村山選手が転倒して後退。トップから高畑選手、渡辺選手、大東選手となる。スタート後にコースアウトした西本選手が前との差を詰めようと懸命に走行するが、S字コーナーでマシンをフェンスにヒットさせてしまいリタイヤ。レース後半になっても高畑選手がリードし、渡辺選手が続く。3番手の大東選手に後ろの浅野選手が迫り、遂に浅野選手が大東選手の前にでる。ゴールタイム直前、トップを走行する高畑選手のマシンの走行が乱れる。突如のトラブルにより、高畑選手がゴール直前にリタイヤ。これまでのマージンを2番手の渡辺選手が一気に詰めにかかるが、高畑選手と同ラップになったところで一歩及ばず時間切れとなる。結局、このヒートを高畑選手がトップゴールし、渡辺選手が2番手、3番手に浅野選手がゴール。 これらA、B組のレース結果を集計し、PGTC第3ラウンドの優勝は横山選手に決定した。
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