PGTC 2017 開幕戦 O.S.フィールド レースレポート
PGTC 2017 in O.S. フィールド
2017 PGTC 開幕戦 O.S.フィールド
TOP16 高畑選手 MTX6 デビューレースの行方は!?
2017年度PGTC第1戦の結末は多くの観客が見守る中、TOP16グランドファイナルでは高畑選手と横山選手の戦いは予想外の展開で結末を迎えることとなった。
昨年末から年始にかけて、世界でも活躍するワークスドライバー達がマシン、エンジンなどのスポンサーを変更する動きがあった。今回、PGTC開幕戦に参加選手の中では、高畑選手がKMレーシングから無限へ移籍。そして寺内選手が、エンジンをNovarossiからPiccoへ。
今回の開幕戦へのエントリーは無かったが佐橋兄弟がPiccoからO.S.へエンジンを変更。下選手が無限からインフィニティ―へ移籍するなど、これまでにない動きをみせた。
今回のPGTCへ参加した高畑、寺内両選手にとっては、新しいマシン、エンジンを使用した初の公式レースとなる。 一方、昨年より松田(拓海)選手がマシンをサーパントに変更してから躍進し、昨年末の香港でのサーパントカップにて世界選手権タイトルホルダーのドミニク・グレイナーに勝利したこともあってか、一般参加者が今回使用したマシンは、Natrix748WCが過半数を占めていた。
この日のエントリーは、スポンジタイヤクラスに32名。ゴムタイヤクラスに8名がエントリー。そして、中国、四国、山陰といった遠方からのエントリーもあり、それだけでも普段とは異なった雰囲気となり、レース中は真剣なムードもある中、お互いに交流を図り参加選手はレース以外にも楽しむことができた。
2回だけの予選・・・
予選回数は5分間を3回行う予定であったが、この日に限って突然計測装置に不具合が発生。なんとか修復したものの、大幅にスケジュールに遅れが生じてしまい、やむを得ず予選走行回数を2回に減らすこととなった。
しかし、計測機器を修復している間は練習走行枠に切替え、ドライバーにとっては予選前にマシンを最終確認できる機会ともなった。
予選
ゴムタイヤクラス
隅田選手が予選1回目、唯一の17周を記録しトップに立つ。予選2回目も17周を記録し他の選手の追随を許さずゴムタイヤクラスTQを獲得。続いて片岡選手が総合2位、河野選手が総合3位につける。そして菅野、石田、小林選手と続くが2位から6位までは同周回と決勝での熾烈な争いを予感させる。
ゴムタイヤクラス 予選総合結果
スポンジタイヤクラス
予選回数が減ったことで少しでも好タイムを記録しなければならない中、予選1組目のトップを走行していた原田選手がガス欠でゴールできず。ベテラン浅野選手の18周5分12秒でトップゴール。広島から参加の茶山選手も17.6秒と好感触のタイムを記録。
予選2回目になると原田選手はきっちりと燃調を合わせ、18周5分14秒で完走を遂げ、山田選手も18周5分14秒でゴール。茶山選手も17周5分3秒と自己タイムを更新。
松田(拓海/748WC/O.S.)、横山(MTX6/O.S.)、寺内選手(MTX6/PICCO)といったワークスドライバーが走行する2組目では、今回も好調か、松田選手がベストラップ16.2をマークしながら唯一の19周5分13秒でトップゴール。ミスなく走行する横山選手も16.3というベストラップを叩き出すが、惜しくも18周5分0秒と、19周にマシンを入れることができず。寺内選手はトップの松田選手からはトータルで約2秒の差を開けられ18周5分2秒でゴール。
予選2回目では、松田(拓海)選手がエンジントラブルによりレース途中でリタイヤ。横山、寺内両選手がレースをリードし横山選手が18周5分2秒、寺内選手が18周5分8秒でゴール。続いて棚橋(748WC/O.S.)、松田(誠/748WC/O.S.)両選手も18周5分17秒台でゴール。
3組目では、小沢選手(MTX6/O.S.)が電波トラブルによりマシンを破損し無念にもスタートできず。この組では西本(748WC/O.S.)、川田(748WC/O.S.)、渡辺選手(748WC/O.S.)などNatrix748が上位を占める中、KMレーシング 嶋崎選手(O.S.)がレースをリードし18周5分6秒でトップゴール。四国から参加の芦田選手(MTX6/O.S.)は、O.S.フィールドでの走行経験が乏しいにも関わらず17周5分18秒とまずまずのタイムを残す。R4をドライブする若手ドライバー、遠藤選手(MTX6/O.S.)は序盤でのタイムロスが響き16周5分7秒でゴール。
遠藤選手は予選2回目になると、落ち着いたドライビングにて18周5分14秒でゴールし、きっとりとタイムを残す。嶋崎選手が18周5分7秒でトップゴールするが、タイム更新には至らず。
4組目、KMレーシングから無限へ移籍した高畑選手は、早くもマシンに慣れたのか好調に周回を重ねこの組を18周5分3秒でトップゴール。そして、高畑選手と同じくMTX6をドライブする若木選手(MTX6/O.S.)が18周5分12秒で2番手ゴール。3番手にはNT1をドライブする田中選手(O.S.)が若木選手に僅差の18周5分13秒でゴール。続いてベテラン武田選手(748WC/REDS)も18周5分15秒、島根から参加の細田選手(MTX6/O.S.)が17周5分12秒でゴール。
予選2回目になると若木選手が16.9秒というベストラップを叩き出し、18周5分12秒と自己タイムを更新。しかし、ベテラン武田、田中両選手は更新出来ず、ベテラン勢は意地を見せられず武田選手が17周5分1秒、田中選手が17周5分3秒であえなく撃沈。
スポンジタイヤクラス 予選総合結果
※黄色字は決勝シード確定選手。
決勝
スポンジタイヤ
オープン セミファイナル 15分
スタート直後のホームストレートエンドのコーナーで数台が接触。植場選手(748WC/O.S.)のマシンからベルトが外れてピットイン。渡辺選手もボディを巻き込み大きく出遅れてしまう。レースリーダーには皆川選手が、そして川田、細田両選手が続く。4分を過ぎて細田選手が2位へ浮上し、その後ろに川田、芦田、中野選手らが続く。トップを走行する皆川選手は好調にレースをリード。8分を過ぎてストレートエンドで芦田選手のマシンが転倒し5位へ順位を落とす。レース後半、中野選手が3位へ順位をあげ、トップから皆川(748WC/O.S.)、川田、中野(NT1/Nova)、細田、芦田選手の順となる。そのまま15分を迎え皆川選手がトップゴール。
TOP16 セミファイナル 15分
レース序盤、嶋崎選手がレースをリードし、山田、遠藤、浅野選手(748WC/O.S.)が続く。棚橋選手(748WC/O.S.)がストレートでエンジンがストップしたところへ後続が追突して早々にリタイヤ。一度目の給油のタイミングでは浅野選手のエンジンがストップし、上位から大きく引き離されてしまう。この時点でトップから嶋崎、山田、西本選手となるが、このあと松田(誠)選手が西本選手を抜いて3位に浮上。しかし、うしろから徐々に原田選手が追い上げてくる。ひとつづつ順位を上げてきた原田選手はついに西本選手と松田選手を抜いて3位になる。11分を過ぎても嶋崎選手がレースをリードし、山田、原田、松田選手らが続く。ここで遠藤選手のマシンがストップし、大きく順位を落とす。15分を迎え、嶋崎選手をトップとしたまま各車ゴールし、上位8台がグランドファイナルへ進出を果たした。
ゴムタイヤクラス 決勝 20分
予選から好調の隅田選手が、決勝でもスタート直後からレースをリード。河野、片岡、小林選手が続く。トップの隅田選手は他の選手が18秒台のベストラップを出す中、唯一17秒台のラップタイムで走行。後続との距離を次第に大きく広げて早くも独走態勢をとる。後方では、片岡、河野、菅野選手らが2番手争い。11分を過ぎて菅野選手が3番手に浮上。この後、片岡選手がタイムロスして2番手争いから離脱し菅野選手が2番手に浮上し、河野、小林選手が続く。そしてゴール2分前には3番手の河野選手が菅野選手に5秒差まで迫り逆転を狙う。しかし、20分を迎え、トップの隅田選手がPGTC ゴムタイヤクラス初優勝と遂げる。そして菅野選手が2位の座を守り切ってゴールし、続いて河野選手が3位でゴール。
スポンジタイヤ オープンクラス グランドファイナル 20分
梅本選手(MTX6/O.S.)を先頭に、茶山、皆川、鳥井選手(MTX6/O.S.)が続く綺麗なスタート。序盤、芦田選手のマシンが転倒して最後尾へ、そして上位を走行する皆川選手のマシンも転倒。すぐにコースへ復帰するも、不運にも他社と接触してボディを巻き込んで最後尾へ順位を落としてしまう。最初の給油後になると、梅本選手がトップのまま茶山選手が0.5秒差でトップ争い。これに鳥井、森山選手(MTX6/O.S.)が続く。11分を過ぎたところでトップを走行していた梅本選手のマシンがストレート入口でストップしてしまう。このあとすぐ、鳥井選手のマシンがインフィールドで転倒。梅本選手のストップでトップに立った茶山選手はそのままレースをリード。後続の鳥井、森山選手とは5秒以上の差がある。しかし、レース後半に鳥井選手が茶山選手との差を詰め逆転優勝を狙う。残り時間も僅かとなったところ両者の差は約2秒にまで縮まる。茶山選手はこのプレッシャーを見事に跳ね除け、そのままトップゴールし自身初のPGTC優勝を獲得した。2位に鳥井選手、3位に森山選手がゴール。
TOP16 グランドファイナル 20分
Natrix748WC 松田拓海選手 決勝前にエンジン壊れる!?
グランドファイナルスタート前のウォームアップランにて最終調整を行っていた折、松田(拓海)選手は不運にもエンジン破損。決勝をスタートすることなくリタイヤとなり、PGTC初戦でのポイントを落としてしまう。寺内選手のリードで始まったグランドファイナルは、高畑、嶋崎、横山選手といったワークスドライバーがレースをリード。しかしプライベーターの若木選手が上位陣に続く。2回目の給油前になると、高畑、嶋崎選手が寺内選手の前に出てレースをリード。後方では西本選手がマシントラブルでリタイヤ。17分を過ぎてトップを高畑選手がキープする中、横山選手が嶋崎選手と寺内選手をパスして2位に浮上。次第に高畑選手との差を詰める。しかし、20分直前に横山選手がミスして高畑選手との差が広がる。誰の目にも高畑選手勝利が見えたその瞬間、高畑選手のマシンがスピンしてそのままストップ。その脇を横山選手のマシンが通過し、奇跡の逆転ゴールとなり横山選手がPGTC初戦、TOP16クラスを制して幕を下ろした。3位に寺内選手がゴール。
参加された皆様大変お疲れ様でした。次回は4月23日に和歌山県のCRPサーキットにて開催致します。
皆様のご参加お待ちしております。
2017 PGTC 開幕戦 O.S.フィールド
TOP16 高畑選手 MTX6 デビューレースの行方は!?
2017年度PGTC第1戦の結末は多くの観客が見守る中、TOP16グランドファイナルでは高畑選手と横山選手の戦いは予想外の展開で結末を迎えることとなった。
昨年末から年始にかけて、世界でも活躍するワークスドライバー達がマシン、エンジンなどのスポンサーを変更する動きがあった。今回、PGTC開幕戦に参加選手の中では、高畑選手がKMレーシングから無限へ移籍。そして寺内選手が、エンジンをNovarossiからPiccoへ。
今回の開幕戦へのエントリーは無かったが佐橋兄弟がPiccoからO.S.へエンジンを変更。下選手が無限からインフィニティ―へ移籍するなど、これまでにない動きをみせた。
今回のPGTCへ参加した高畑、寺内両選手にとっては、新しいマシン、エンジンを使用した初の公式レースとなる。 一方、昨年より松田(拓海)選手がマシンをサーパントに変更してから躍進し、昨年末の香港でのサーパントカップにて世界選手権タイトルホルダーのドミニク・グレイナーに勝利したこともあってか、一般参加者が今回使用したマシンは、Natrix748WCが過半数を占めていた。
この日のエントリーは、スポンジタイヤクラスに32名。ゴムタイヤクラスに8名がエントリー。そして、中国、四国、山陰といった遠方からのエントリーもあり、それだけでも普段とは異なった雰囲気となり、レース中は真剣なムードもある中、お互いに交流を図り参加選手はレース以外にも楽しむことができた。
2回だけの予選・・・
予選回数は5分間を3回行う予定であったが、この日に限って突然計測装置に不具合が発生。なんとか修復したものの、大幅にスケジュールに遅れが生じてしまい、やむを得ず予選走行回数を2回に減らすこととなった。
しかし、計測機器を修復している間は練習走行枠に切替え、ドライバーにとっては予選前にマシンを最終確認できる機会ともなった。
予選
ゴムタイヤクラス
隅田選手が予選1回目、唯一の17周を記録しトップに立つ。予選2回目も17周を記録し他の選手の追随を許さずゴムタイヤクラスTQを獲得。続いて片岡選手が総合2位、河野選手が総合3位につける。そして菅野、石田、小林選手と続くが2位から6位までは同周回と決勝での熾烈な争いを予感させる。
ゴムタイヤクラス 予選総合結果
順位 | ドライバー | トータルタイム | ベストラップ | モデル/エンジン | |
1 | 隅田 賢治 | 17 | 05:04.9 | 17.656 | R4/SANWA |
2 | 片岡 義人 | 16 | 05:04.0 | 18.370 | NT1/SANWA |
3 | 河野 哲弥 | 16 | 05:07.9 | 18.502 | RRR/SANWA |
4 | 菅野 仁司 | 16 | 05:09.3 | 18.102 | NT1/SANWA |
5 | 石田 和己 | 16 | 05:16.8 | 19.014 | MTX6/SANWA |
6 | 小林 洋之 | 16 | 05:18.8 | 18.537 | R4/KO |
7 | 有川 浩 | 15 | 05:12.1 | 18.537 | RRR/JR |
8 | 森嶋 基陽 | 7 | 05:07.6 | 23.156 | R4/SANWA |
スポンジタイヤクラス
予選回数が減ったことで少しでも好タイムを記録しなければならない中、予選1組目のトップを走行していた原田選手がガス欠でゴールできず。ベテラン浅野選手の18周5分12秒でトップゴール。広島から参加の茶山選手も17.6秒と好感触のタイムを記録。
予選2回目になると原田選手はきっちりと燃調を合わせ、18周5分14秒で完走を遂げ、山田選手も18周5分14秒でゴール。茶山選手も17周5分3秒と自己タイムを更新。
松田(拓海/748WC/O.S.)、横山(MTX6/O.S.)、寺内選手(MTX6/PICCO)といったワークスドライバーが走行する2組目では、今回も好調か、松田選手がベストラップ16.2をマークしながら唯一の19周5分13秒でトップゴール。ミスなく走行する横山選手も16.3というベストラップを叩き出すが、惜しくも18周5分0秒と、19周にマシンを入れることができず。寺内選手はトップの松田選手からはトータルで約2秒の差を開けられ18周5分2秒でゴール。
予選2回目では、松田(拓海)選手がエンジントラブルによりレース途中でリタイヤ。横山、寺内両選手がレースをリードし横山選手が18周5分2秒、寺内選手が18周5分8秒でゴール。続いて棚橋(748WC/O.S.)、松田(誠/748WC/O.S.)両選手も18周5分17秒台でゴール。
3組目では、小沢選手(MTX6/O.S.)が電波トラブルによりマシンを破損し無念にもスタートできず。この組では西本(748WC/O.S.)、川田(748WC/O.S.)、渡辺選手(748WC/O.S.)などNatrix748が上位を占める中、KMレーシング 嶋崎選手(O.S.)がレースをリードし18周5分6秒でトップゴール。四国から参加の芦田選手(MTX6/O.S.)は、O.S.フィールドでの走行経験が乏しいにも関わらず17周5分18秒とまずまずのタイムを残す。R4をドライブする若手ドライバー、遠藤選手(MTX6/O.S.)は序盤でのタイムロスが響き16周5分7秒でゴール。
遠藤選手は予選2回目になると、落ち着いたドライビングにて18周5分14秒でゴールし、きっとりとタイムを残す。嶋崎選手が18周5分7秒でトップゴールするが、タイム更新には至らず。
4組目、KMレーシングから無限へ移籍した高畑選手は、早くもマシンに慣れたのか好調に周回を重ねこの組を18周5分3秒でトップゴール。そして、高畑選手と同じくMTX6をドライブする若木選手(MTX6/O.S.)が18周5分12秒で2番手ゴール。3番手にはNT1をドライブする田中選手(O.S.)が若木選手に僅差の18周5分13秒でゴール。続いてベテラン武田選手(748WC/REDS)も18周5分15秒、島根から参加の細田選手(MTX6/O.S.)が17周5分12秒でゴール。
予選2回目になると若木選手が16.9秒というベストラップを叩き出し、18周5分12秒と自己タイムを更新。しかし、ベテラン武田、田中両選手は更新出来ず、ベテラン勢は意地を見せられず武田選手が17周5分1秒、田中選手が17周5分3秒であえなく撃沈。
スポンジタイヤクラス 予選総合結果
TOP16
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
オープン
|
決勝
スポンジタイヤ
オープン セミファイナル 15分
スタート直後のホームストレートエンドのコーナーで数台が接触。植場選手(748WC/O.S.)のマシンからベルトが外れてピットイン。渡辺選手もボディを巻き込み大きく出遅れてしまう。レースリーダーには皆川選手が、そして川田、細田両選手が続く。4分を過ぎて細田選手が2位へ浮上し、その後ろに川田、芦田、中野選手らが続く。トップを走行する皆川選手は好調にレースをリード。8分を過ぎてストレートエンドで芦田選手のマシンが転倒し5位へ順位を落とす。レース後半、中野選手が3位へ順位をあげ、トップから皆川(748WC/O.S.)、川田、中野(NT1/Nova)、細田、芦田選手の順となる。そのまま15分を迎え皆川選手がトップゴール。
TOP16 セミファイナル 15分
レース序盤、嶋崎選手がレースをリードし、山田、遠藤、浅野選手(748WC/O.S.)が続く。棚橋選手(748WC/O.S.)がストレートでエンジンがストップしたところへ後続が追突して早々にリタイヤ。一度目の給油のタイミングでは浅野選手のエンジンがストップし、上位から大きく引き離されてしまう。この時点でトップから嶋崎、山田、西本選手となるが、このあと松田(誠)選手が西本選手を抜いて3位に浮上。しかし、うしろから徐々に原田選手が追い上げてくる。ひとつづつ順位を上げてきた原田選手はついに西本選手と松田選手を抜いて3位になる。11分を過ぎても嶋崎選手がレースをリードし、山田、原田、松田選手らが続く。ここで遠藤選手のマシンがストップし、大きく順位を落とす。15分を迎え、嶋崎選手をトップとしたまま各車ゴールし、上位8台がグランドファイナルへ進出を果たした。
ゴムタイヤクラス 決勝 20分
予選から好調の隅田選手が、決勝でもスタート直後からレースをリード。河野、片岡、小林選手が続く。トップの隅田選手は他の選手が18秒台のベストラップを出す中、唯一17秒台のラップタイムで走行。後続との距離を次第に大きく広げて早くも独走態勢をとる。後方では、片岡、河野、菅野選手らが2番手争い。11分を過ぎて菅野選手が3番手に浮上。この後、片岡選手がタイムロスして2番手争いから離脱し菅野選手が2番手に浮上し、河野、小林選手が続く。そしてゴール2分前には3番手の河野選手が菅野選手に5秒差まで迫り逆転を狙う。しかし、20分を迎え、トップの隅田選手がPGTC ゴムタイヤクラス初優勝と遂げる。そして菅野選手が2位の座を守り切ってゴールし、続いて河野選手が3位でゴール。
順位 | ドライバー | トータルタイム | ベストラップ | モデル/エンジン | |
1 | 隅田 賢治 | 65 | 20:16.6 | 17.769 | R4/SANWA |
2 | 菅野 仁司 | 61 | 20:13.2 | 18.499 | NT1/SANWA |
3 | 河野 哲弥 | 61 | 20:16.0 | 18.377 | RRR/SANWA |
4 | 小林 洋之 | 58 | 20:06.7 | 18.761 | R4/KO |
5 | 石田 和己 | 58 | 20:19.5 | 18.940 | MTX6/SANWA |
6 | 有川 浩 | 53 | 20:14.5 | 18.939 | RRR/JR |
7 | 片岡 義人 | 46 | 15:07.7 | 18.409 | NT1/SANWA |
8 | 森嶋 基陽 | 11 | 05:21.3 | 22.047 | R4/SANWA |
スポンジタイヤ オープンクラス グランドファイナル 20分
梅本選手(MTX6/O.S.)を先頭に、茶山、皆川、鳥井選手(MTX6/O.S.)が続く綺麗なスタート。序盤、芦田選手のマシンが転倒して最後尾へ、そして上位を走行する皆川選手のマシンも転倒。すぐにコースへ復帰するも、不運にも他社と接触してボディを巻き込んで最後尾へ順位を落としてしまう。最初の給油後になると、梅本選手がトップのまま茶山選手が0.5秒差でトップ争い。これに鳥井、森山選手(MTX6/O.S.)が続く。11分を過ぎたところでトップを走行していた梅本選手のマシンがストレート入口でストップしてしまう。このあとすぐ、鳥井選手のマシンがインフィールドで転倒。梅本選手のストップでトップに立った茶山選手はそのままレースをリード。後続の鳥井、森山選手とは5秒以上の差がある。しかし、レース後半に鳥井選手が茶山選手との差を詰め逆転優勝を狙う。残り時間も僅かとなったところ両者の差は約2秒にまで縮まる。茶山選手はこのプレッシャーを見事に跳ね除け、そのままトップゴールし自身初のPGTC優勝を獲得した。2位に鳥井選手、3位に森山選手がゴール。
順位 | ドライバー | トータルタイム | ベストラップ | モデル/エンジン | |
1 | 茶山 浩次 | 65 | 20:10.0 | 17.253 | BMT/O.S./SANWA |
2 | 鳥井 涼平 | 65 | 20:11.9 | 17.278 | MTX6/O.S./SANWA |
3 | 森山 孝明 | 64 | 20:05.9 | 17.602 | MTX6/O.S./SANWA |
4 | 川田 裕章 | 64 | 20:08.7 | 17.319 | S748/O.S./SANWA |
5 | 芦田 勝彦 | 61 | 20:13.7 | 17.900 | MTX6/O.S./FUTABA |
6 | 滝 正行 | 59 | 20:16.3 | 17.507 | S748/O.S./SANWA |
7 | 中野 晃則 | 57 | 20:21.8 | 17.420 | NT1/NOVA/SANWA |
8 | 菊見 真二 | 56 | 20:17.2 | 17.362 | S748/PICCO/SANWA |
9 | 細田 茂 | 52 | 19:06.1 | 17.662 | MTX6/O.S./SANWA |
10 | 皆川 誠 | 50 | 16:06.3 | 16.952 | S748/NOVA/SANWA |
11 | 宮内 与志行 | 48 | 18:53.4 | 18.569 | MTX6/NOVA/SANWA |
12 | 梅本 辰彦 | 32 | 10:17.5 | 17.370 | MTX6/O.S./SANWA |
TOP16 グランドファイナル 20分
Natrix748WC 松田拓海選手 決勝前にエンジン壊れる!?
グランドファイナルスタート前のウォームアップランにて最終調整を行っていた折、松田(拓海)選手は不運にもエンジン破損。決勝をスタートすることなくリタイヤとなり、PGTC初戦でのポイントを落としてしまう。寺内選手のリードで始まったグランドファイナルは、高畑、嶋崎、横山選手といったワークスドライバーがレースをリード。しかしプライベーターの若木選手が上位陣に続く。2回目の給油前になると、高畑、嶋崎選手が寺内選手の前に出てレースをリード。後方では西本選手がマシントラブルでリタイヤ。17分を過ぎてトップを高畑選手がキープする中、横山選手が嶋崎選手と寺内選手をパスして2位に浮上。次第に高畑選手との差を詰める。しかし、20分直前に横山選手がミスして高畑選手との差が広がる。誰の目にも高畑選手勝利が見えたその瞬間、高畑選手のマシンがスピンしてそのままストップ。その脇を横山選手のマシンが通過し、奇跡の逆転ゴールとなり横山選手がPGTC初戦、TOP16クラスを制して幕を下ろした。3位に寺内選手がゴール。
順位 | ドライバー | トータルタイム | ベストラップ | モデル/エンジン | |
1 | 横山 慎之佑 | 70 | 20:10.3 | 16.339 | MTX6/O.S./FUTABA |
2 | 高畑 翔暉 | 70 | 20:10.9 | 16.416 | MTX6/O.S./SANWA |
3 | 寺内 翼皓 | 69 | 20:04.1 | 16.488 | MTX6/PICCO/SANWA |
4 | 嶋崎 真弥 | 68 | 20:10.8 | 16.603 | HK1/NOVA/KO |
5 | 山田 勇斗 | 67 | 20:08.3 | 16.772 | MTX6/NOVA/SANWA |
6 | 若木 聖七 | 67 | 20:17.9 | 17.013 | MTX6/O.S./SANWA |
7 | 田中 広芳 | 66 | 20:00.9 | 16.874 | NT1/PICCO/SANWA |
8 | 松田 誠 | 64 | 20:05.4 | 17.153 | S748/TESLA/SANWA |
9 | 武田 悟志 | 63 | 20:16.4 | 17.237 | S748/REDS/SANWA |
10 | 原田 博志 | 62 | 20:17.1 | 17.103 | S748/TESLA/SANWA |
11 | 西本 光宏 | 17 | 05:46.9 | 17.382 | S748/TESLA/SANWA |
12 | 松田 拓海 | 0 | -.--- | -.--- | S748/O.S./SANWA |
参加された皆様大変お疲れ様でした。次回は4月23日に和歌山県のCRPサーキットにて開催致します。
皆様のご参加お待ちしております。