Round4 ホクセイサーキット レースレポート

PGTC 第4ラウンド ホクセイサーキット
これまで毎回天候に恵まれてこなかった今年のPGTCであったが、今回は朝から快晴に恵まれ40名を超えるGPツーリングカーフリークが早朝からホクセイサーキットに集結した。今回は、左回りのレイアウトでのレースであったため朝のフリープラクティスから各選手がセットアップに勤しんだ。そして、これまでSERPENT747で参加していた選手の多くが今回はSERPENTの新型シャシーである748にマシンをスイッチしての参加。その性能はいかに?また、無限MTX-6での初レースの参加者も多く、レース展開が楽しみに!!
予選第1ラウンド
スポーツクラス
1組目
この組で唯一20秒台のラップタイムをマークする藤田弘樹選手(S747/Picco)が序盤から好ペースでレースをリード。しかし、ゴール直前にマシンがストップするものの、この組のトップタイム 14周4分53秒174でゴール。2番手にはスタート直後からポジションをキープしてきた中野晃選手(S748/Picco)が14周5分0秒517でゴール。3番手には大垣哲也選手(HK-1/O.S.)が14周5分11秒430でゴール。

2組目
スタート直後は新屋昌希選手(MTX-6/O.S.)がトップ。しかしすぐに遠藤凛選手(MTX-6/O.S)がトップとなり、新屋選手がトラブルで後退。その後、坂本稔選手(NT1/Picco)が遠藤選手とトップ争いを繰り広げながら時間が経過。後方では能崎倫明選手(MTX-6/O.S.)が3番手に浮上。5分が経過して遠藤選手が14周5分3秒486でトップゴール。2番手には坂本選手が14周5分7秒332、3番手に能崎選手が14周5分9秒011でゴール。

3組目
川畑大輔選手(R4SP/Nova)の好スタートで始まった3組目。そのまま川畑選手が前半リードをとる。しかし、後ろの原田博志(S748/Picco)と酒井良之選手(S748/Nova)が一気にトップの川畑選手をパス。これで川畑選手が3番手となる。途中、トップの原田選手と酒井選手が順位を入れ替えながらトップ争い。最後は酒井選手が5分を経過したところで14周5分7秒131でトップゴール2番手には最後の最後に川畑選手が西畑選手をパスして14周5分10秒770でゴール。3番手は西畑選手が14周5分16秒554でゴール。

スポーツクラス
予選第1ラウンドトップ5
1位 藤田 弘樹選手(S747/Picco)14周4分53秒174
2位 中野 晃選手 (S748/Picco)14周5分0秒517
3位 遠藤 凛選手(MTX-6/O.S.)14周5分3秒486
4位 酒井 良之選手(S748/Nova)14周5分7秒131
5位 坂本 稔選手(NT1/Picco)14周5分7秒332


オープンクラス
1組目
高畑翔暉選手(HK-1/O.S.)、佐橋忠彦(弟)選手(S748/Picco)、寺内翼皓選手(MTX-6/Nova)が他の選手から抜け出てレースをリード。序盤は高畑選手がトップをキープ。しかし、中盤に寺内選手がトップとなる。その後すぐに佐橋選手がトップとなり、佐橋、寺内、高畑の準となる。4分を過ぎたところで寺内選手がトラブルにより脱落。3番手には田中隆佳選手(MTX-6/O.S.)が浮上。5分を経過して佐橋(弟)選手が15周5分01秒867でトップゴール。続いて高畑選手が15周5分4秒391、田中選手が15周5分12秒217でゴール。

2組目
スタート直後は佐橋祐也(兄)選手(S748/Picco)、山田勇斗選手(MTX-6/Nova)、松田拓海選手(NT1/Picco)がレースをリード。レース中盤に佐橋選手がエンジンストールで首位から脱落し山田選手がトップとなる。その後、懸命に後ろの松田選手が山田選手を追うが、次第に差が広がり山田選手が15周5分4秒541でゴール。2番手の松田選手は15周5分11秒442でゴール。3番手には堅実の走りで序盤から先頭集団についてきた稲垣正義選手(S748/O.S.)が15周5分21秒141で3番手ゴール

オープンクラス
予選第1ラウンドトップ5
1位 佐橋 忠彦選手(S748/Picco)15周5分1秒867
2位 高畑 翔暉選手(HK-1/O.S.)15周5分4秒391
3位 山田 勇斗選手(MTX-6/Nova)15周5分4秒541
4位 松田 拓海選手(NT1/Picco)15周5分11秒442
5位 田中 隆佳選手(MTX-6/O.S.)15周5分12秒217

予選第2ラウンド
スポーツクラス
1組目
藤田選手のリードで始まった1組目、大垣選手、中野選手が藤田選手とともにレースをリード。しかし、各車に差は次第に広がり始め時間だけが経過。ゴール直前、藤田選手のマシンがストップし、トップから転落。そのまま後続の中野選手が14周5分14秒562でトップゴール。藤田選手は13周4分34秒592、大垣選手もゴールできず13周4分59秒234で予選2回目を終える

2組目
予選1ラウンド目で奮わなかった新屋選手が、このラウンドでは序盤から好ペースで走行。これを坂本選手が追うのだが、新屋選手はさらにリードを広げていく。そのまま5分を完走しスポーツクラスで唯一15周をカウントし、5分20秒044を記録。2番手にはレース後半に追い上げてきた遠藤選手が坂本選手をパスして14周5分4秒907でゴール。3番手に坂本選手が14周5分7秒277でゴール

3組目
西畑選手、酒井選手が好スタート。しかし、すぐに3番手の藤田陽介選手(S748/Nova)が酒井選手を抜いて2番手に。藤田選手がレース中盤にはトップの西畑選手を抜いて遂にトップとなる。しかし、そのまま西畑選手は諦めるはずもなく再び西畑選手がトップとなる。
最後は西畑選手がトップのポジションを守り抜いて14周5分8秒919でゴール。2番手は藤田選手が14周5分12秒667、3番手に酒井選手が14周5分15秒992でゴール。

スポーツクラス
予選第2ラウンド総合トップ5
1位 新屋 昌希選手(MTX-6/Nova)15周5分20秒044
2位 藤田 弘樹選手(S747/Picco)14周4分53秒174
3位 中野 晃選手(S748/Picco)14周5分0秒517
4位 遠藤 凛選手(MTX-6/O.S.)14周5分3秒486
5位 酒井 良之選手(S748/Nova)14周5分7秒131

予選第2ラウンド
オープンクラス
1組目
スタート直後から佐橋(弟)選手がハイペースでトップを走行。寺内、高畑の両選手がその後を追う。各車はミス無く周回を重ねていき佐橋(弟)選手がそのまま15周5分0秒917と自己記録を更新してトップゴール2番手には寺内選手が15周5分4秒036でゴール。高畑選手はゴール直前に突然のストップ。これにより3番手には田中選手がランクアップして15周5分11秒356でゴール。

2組目
山田選手が記録更新を目指して序盤からハイペースで走行。佐橋(兄)選手が懸命に追うものの、次第に両者の差に広がりが見えはじめる。3番手ポジションを戸川卓選手(S748/O.S.)と渡辺英雄選手(MTX-6/O.S.)が争う。トップの山田選手はハイペースのまま完走し、自身の記録を更新する15周5分3秒366でゴール。続いて佐橋(兄)選手が15周5分5秒612
3番手争いは渡辺選手が制して14周5分5秒256でゴール

オープンクラス
予選第2ラウンド総合トップ5
1位 佐橋 忠彦選手(S748/Picco)15周5分1秒867
2位 山田 勇斗選手(MTX-6/Nova)15周5分4秒541
3位 寺内 翼皓選手(MTX-6/Nova)15周5分4秒036
4位 高畑 翔暉選手(HK-1/O.S.)15周5分4秒391
5位 佐橋 祐也選手(NT1/Picco)15周5分5秒612

予選最終ラウンド
スポーツクラス
1組目
このヒートでは中野選手が序盤からトップを走行し、レースをリード。大垣選手竹山祐樹選手(NT1/O.S.)が続く。トップの中野選手はそのまま14周5分5秒707でトップゴール。続いて大垣選手が14周5分14秒402でゴール。3番手には最後の最後に追い上げてきた棚橋研選手(MTX-5/Nova)が14周5分19秒137でゴール

2組目
新屋選手と坂本選手が序盤からトップ争いを繰り広げる。レース中盤になると、ようやく落ち着きがみられて坂本選手がトップを走行。その後、新屋選手がトラブルで後退し代わって山内宏一選手(MTX-6/Picco)が2番手となる。5分が経過してトップの坂本選手が14周5分1秒425でトップゴール。続いて山内選手が14周5分4秒805、3番手には能崎選手が14周5分6秒262でゴール。

3組目
このヒートでは原田選手がスタート直後からリースをリード。ラップを重ねるにつれて、後続との差を広げていく。2番手には酒井選手。その後ろでは西畑選手と藤田選手が3番手争いを繰り広げる。トップの原田選手は5分間を余裕で完走して14周5分1秒746でトップゴール。続く酒井選手は14周5分8秒142でゴール。3番手争いは最後は西畑選手が制して14周5分8秒235でゴール。

スポーツクラス予選総合結果トップ5
1位 新屋 昌希選手(MTX-6/Nova)15周5分20秒044
2位 藤田 弘樹選手(S747/Picco)14周4分53秒174
3位 中野 晃選手(S748/Picco)14周5分0秒517
4位 坂本 稔選手(NT1/Picco)14周5分1秒425
5位 原田 博志選手(S748/Picco)14周5分1秒746

予選最終ラウンド
オープンクラス
1組目
開始早々、森谷将選手(NT1/Nova)がマシントラブルを抱えてリタイヤ。高畑選手のリードで始まった最終ラウンドであったが、それも束の間、佐橋選手がトップとなる。しかし、後ろから追い上げてきた寺内選手が佐橋(弟)選手を抜いてトップとなる。佐橋選手はそのまま順位を4位まで落としてしまう。勢いに乗った寺内選手はそのまま15周5分2秒842でトップゴール。2番手には高畑選手が15周5分4秒5653番手に田中選手が15周5分9秒371でゴール。

2組目
またしても山田選手と佐橋(兄)選手がスタート直後からトップ争い。途中、順序が入れ替わるものの、中盤には佐橋(兄)がトップとなり山田選手を引き離しにかかる。3番手には渡辺選手が走行。ベテランらしい走りでトップの2台についていく佐橋(兄)選手が最後までトップを守り抜いて、15周5分2秒016でゴール。山田選手は15周5分5秒280でゴール。3番手の渡辺選手は15周5分12秒162でゴール。

オープンクラス予選総合結果トップ5
1位 佐橋 忠彦選手(S748/Picco)15周5分0秒917
2位 佐橋 祐也選手(S748/Picco)15周5分2秒016
3位 寺内 翼皓選手(MTX-6/Nova)15周5分2秒842
4位 山田 勇斗選手(MTX-6/Nova)15周5分3秒366
5位 高畑 翔暉選手(HK-1/O.S.)15周5分4秒391

勝ち上がり決勝
スポーツクラス 1/4ファイナル 10分
スタート後の第1コーナーで数台が接触し、中盤以降の順位が大きく入れ替わる。トップは1番グリッドスタートの大垣選手であったが、3ラップ目でのタイムロス時に大きく順位を落としてしまう。これにより、藤田選手がトップとなり、寺田正幸選手(MTX-6/O.S.)、皆川誠選手(NT1/Nova)、竹山選手と続く。トップを走行する藤田選手は4分を経過した時点で早くも後続に13秒以上のマージンをとり、独走状態となる。一回目の給油後、竹山選手はトラブルのせいか順位を大きく落としてしまい、代わって序盤で順位を落とした大垣選手が徐々に浮上してきた。大垣選手は3番手まで浮上し、2番手の寺田選手にまで迫る。レース後半になると大垣選手は寺田選手を遂に抜いて2番手となる。しかしトップの藤田選手には届かずゴールタイムを迎える。トップゴールは藤田選手、2番手に大垣選手、3番手に寺田選手、4番手に皆川選手がゴールして1/2ファイナルへ勝ち進んだ。

スポーツクラス 1/2ファイナル 15分
1番、2番グリッドからスタートの原田選手と遠藤選手、そして7番グリッドから好スタートを決めた西畑選手がトップグループとなり序盤のレースをリード。さらに、その後ろに酒井選手が続く。1度目の給油を終えると、遠藤選手がトップとなり、西畑選手、酒井選手、原田選手の準となる。トップを走行する遠藤選手はペースを上げて後続を引き離し、2度目の給油前には2番手を走行する西畑選手に7秒のタイム差を付ける。同じ頃、4番手の原田選手が酒井選手をパスして3番手に浮上。10分を経過して、各車2回目の給油を追えるがトップは依然として遠藤選手がキープ。ミス無く遠藤選手は完走して1/2ファイナルをトップで終え、グランドファイナルへ見事進出。西畑選手も2番手ポジションを守り抜き、そのままゴール。続いて3番手に酒井選手がゴール。上位を走行していた原田選手は2度目の給油時に大きく順位を落とし、変わりにポジションアップした藤田選手が4番手でゴールし、グランドファイナルへ駒を進めることとなった。

スポーツクラス グランドファイナル進出選手
1 新屋 昌希 MTX-6/NOVA
2 藤田 弘樹 S747/PICCO
3 中野 晃 S748/PICCO
4 坂本 稔 NT1/PICCO
5 遠藤 凛 MTX-6/O.S.
6 西畑 純也 MTX-5/NOVA/
7 酒井 良之 S748/NOVA
8 藤田 陽介 S748/NOVA
9 川畑 大介 R4/NOVA
10 山内 宏一 MTX-6/PICCO
11 寺田 正幸 MTX-6/O.S.
12 能崎 倫明 MTX-6/O.S.

スポーツクラス グランドファイナル 20分

新屋選手、2連勝!
新屋選手、遠藤選手、藤田弘樹選手、川畑選手の準にレースがスタート。序盤は新屋選手と遠藤選手が激しいトップ争い。しかし遠藤選手が不運により大きく脱落してしまう。これで藤田選手が2番手、川畑選手が3番手となる。給油後、藤田選手がトップとなるものの藤田選手がトラブルのためかマシンがストップ。再び新屋選手がレースリーダーとなりトップを走行。2番手に川畑選手、3番手を中盤グループから追い上げてきた西畑選手が走る。その後、レース後半になるとトップの新屋選手後続との差を次第に広げて独走状態となる。2番手を走行する川畑選手と3番手を走行する西畑選手との差も広がり始める。結局、そのまま各車のポジションは入れ替わることなく20分が経過し、新屋選手がスポーツクラス2連勝を果たした。2位に川畑選手、3位に西畑選手。

オープンクラス 1/4ファイナル 10分
5台のうち、4台が勝ち上がることができるという高確率なヒートとなったオープンクラスに1/4ファイナル。杉浦諒選手(MTX-6/Picco)が先頭となり、松田篤明選手(MTX-6O.S.)、戸川卓選手(S748/O.S.)が続く。最後尾の柴田宗義選手(NT1/Picco)が5周目にトラブルを抱えてリタイヤ。このとき、トップから杉浦選手、戸川選手、松田選手、山下香月選手(MTX-5/Nova)の準となる。その後、戸川選手が杉浦選手を抜いてトップに立つ。給油後も順位は変動することなく各マシンの差が広がっていき、10分を経過して戸川選手がトップでゴール。続いて、杉浦選手、松田選手、山下選手がゴールし、1/2ファイナルへ勝ち上がるこことなった

オープンクラス 1/2ファイナル 15分
スタート直後のオープニングラップで5番、6番、8番グリッドからスタートの大東肇選手(HK-1/Picco)、森谷将選手(MTX-5/NT1/Nova)武田悟志選手(S748/O.S.)らがうまくジャンプアップして上位グループを形成。トップは高畑選手がリード。しかし、出遅れた松田拓海選手が1度目の給油後には早くも2番手まで順位を上げて、トップの高畑選手にせまる。3番手に大東肇選手、4番手に武田選手が続く。しかし、武田選手は8分を経過したところで6番手まで順位を落としてしまう。2番手の松田選手は2回目の給油後には遂にトップの高畑選手を抜いてトップとなり、松田、高畑、大東の順となる。そして4番手に渡辺選手がポジションを上げてくる。トップの松田選手は後続との差を広げ、そのままトップゴール。2番手に高畑選手、3番手に大東選手、4番手に渡辺選手が続いてゴールし、グランドファイナル進出を果たす

オープンクラス グランドファイアンル進出選手
1 佐橋 忠彦選手 S748/Picco
2 佐橋 祐也選手 S748/Picco
3 寺内 翼皓選手 MTX-6/Nova
4 山田 勇斗選手 MTX-6/Nova
5 松田 拓海選手 NT1/Picco
6 高畑 翔暉選手 HK-1/O.S.
7 渡辺 英男選手 MTX-6/O.S.
8 田中 隆佳選手 MTX-6/O.S.
9 大東 肇選手 HK-1/Picco
10 森谷 将選手 NT1/Nova
11 武田 悟志選手 S748/O.S.
12 松田 篤明選手 MTX-6/O.S.

オープンクラス グランドファイナル 20分
S748 デビューウィン!

全車一斉に綺麗なスタートで各車第1コーナーへ。このとき4番グリッドスタートの山田選手のマシンが転倒。マシンに大きなダメージは無いものの、大きく遅れてしまう。トップは予選をトップで終えた佐橋(弟)選手。今回、SERPENTのNEWマシンであるS748での初レース。セッティングもうまく出来た様子で、予選から好ペースで走行している。2番手には高畑選手、3番手に松田拓海選手、4番手に寺内選手が走る。3分を過ぎてトップを走行する佐橋(弟)のマシンがトップから脱落し、高畑選手がトップとなる。しかし、一度目の給油終了後、再び佐橋(弟)選手がトップに返り咲き、2番手に佐橋(兄)選手、3番手に高畑選手となる。そして4番手に松田選手、5番手に寺内選手。そのままの順位で各車は2度目の給油を各車終え、寺内選手が3番手に順位を上げ、松田選手が4番手となる。このとき、スタート後の転倒で遅れた山田選手がなんと5番手まで順位をアップ。トップを走行する佐橋(弟)選手はその後も好調に周回を重ねる。そのままレースは時間だけが経過し、佐橋(弟)選手は後続の高畑選手に追撃を許すことなくNEWマシン S748のデビューウィンを飾るトップゴールを決めた。2位の高畑選手は後ろの寺内選手から逃げ切ってゴール。

参加された皆様大変お疲れ様でした。次回は9月7日に奈良県のO.S.FieldにてRound1(延期分)を開催致します。
皆様のご参加お待ちしております。